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その男、寝坊につき


昨日
男は自然と目が覚めた。

????ん????

男は5時には起きなきゃ
いけない大事な用事があった。

男は前の日、目覚ましを3個セットしていた。

6時50分には新幹線に乗ってなきゃ
いけない大事な用事があった。
つまるところ、
最低でも、家を6時には出なきゃ
いけなかった。

目覚ましが鳴って
目が覚めるのなら
分かる。

事の成りゆきがつながる。

だが、男は自然と目が覚めた。

電車の走っている音が聞こえる。

ベッドの上で

????????????
?????ん??????
????????????

もしや・・・・・・・・・

時計を見た。

6時40分。

「嘘!」
「落ち着け!」

タバコに火をつけた。

もう一度、時計を見た。

6時40分。

首をかしげた。

「おかしい?」

もう一度、時計を見た。

6時40分。

男が前の日
目覚ましを3個かけていたにもかかわらず
自然と目が覚めた事。
5時に起きるはずだったから
こんなに頻繁に電車の走る音が
聞こえないはずなのに
よく聞こえている事。
朝の5時といえば、まだ外は
暗いはずなのに、すでにほんのり明るい事。

全てがつながった。

今、落ち着きを無理矢理、保とうと
タバコに火をつけ始めた男の脳裏に
二文字が浮かんだ。

もう一度、時計を見た。

6時40分。
どうあがいても6時40分。

6時50分東京駅発の新幹線に乗ってなきゃ
いけないはずの男が
今、どこにいる?・・・・・つながった。

寝坊だ寝坊だ寝坊だ寝坊だ〜!!!!!!!

6時50分
東小金井駅で中央線に飛び乗って
同じ時間に東京駅発の新幹線に
乗っている人に
携帯がつながった瞬間

「すいませ〜ん!!!!寝坊しました!!!今から飛んで行きます!!!」

って叫んでる男がいた。

周りの人が皆
その男を見てた。








2003年12月13日(土)

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