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神の手  神の肘  神の膝


俺は

ヘルニア。

以前やっていた

仕事で体を酷使

したのが影響して、そうなった。

当時は激しい腰痛で

立てなくなるときもあったが、

今は平気。

でも、時々痛くなる。

つくづく

厄介なものがまとわりついてしまった。

ま〜しょうがない。

口癖。

腰のガス抜きをしばらくおこたると、

ま〜腰を中心に

背中が板のように堅く張ってくるわけよ

それに伴って首筋がコリコリしてくるわけよ。

ギター弾いている時や

歌を唄っている時以外

体がコチコチになってまうのよ。

これは、腰痛が持病の人にしかわからない

なんとも言えない

笑っちまうほどのやるせなさなんだろうが、

やるせなさが

頂点に達するちょっと前の

そんな時、

俺はいつもの中国気功師さんの所へ行くのだ。

「や〜や〜田村さん久しぶり。」

「お久しぶりです〜。助けて下さ〜い。体パンパンで〜す。」

「あらあら、どうぞどうぞ。」

中国気候師さんのマッサージが始まる。

まず神の手で体全体をほぐす。

「田村さん、肩の筋肉スポーツ選手みたいに

良い筋肉してるあるね。」

「ホントっすか?」

「腰以外の筋肉はとても、健康な筋肉あるね。」

「腰の筋肉ははどんなかんじっすか?」

「う〜ん、ちょっと疲れてるね。時間かかるね。でも大丈夫あるね

田村さん心、元気あるね。」

「あ、あ、ありがとうございます。」

ちなみに

この中国気功師さんは

人の体を触っただけで

内臓の病気や

心の病気をも

分かってしまうと

自分では言っている。

体全体のマッサージが終わると

次第に腰に

神の肘がエルボドロップのように

グリグリ1点集中型でツボにはまる。

「うひょ〜。」

「痛、気持ちいあるね」

「効く〜」

そして、さらに追い討ちをかけるように

神の膝が

腰に突き刺さる。

中国気功師さんの体重が膝に集中し

俺の腰の1点にその気が注入されるっていう寸法で

「うひょひょひょひょ〜。」

「イタキモチイアルネ」

それをされると

腰が折れるんじゃないかって

思うくらい

「うひょひょひょひょひょひょひょ〜!!」

ってなるんだが、

不思議とみるみる

手の先、足の先まで

血液が充満されるような感じで

ジワジワしてきて

効くんだな〜これが。

約1時間の

神の手 神の肘 神の膝を

浴びた俺の体は

そのあとのジャスミンティーを飲みながらの

中国気功師さんとのたわいもない会話のなかで

みるみる、ほぐされてくるわけだ。

「星野監督、退任するあるね」

「日本シリーズ、阪神に優勝して欲しいですね〜」

「そうあるね。ところで田村さん、星野さんのユウタイって何あるね。」

「勇退っすか?勇ましく退くことっすよ。」

「イサマシクシリゾク・・・・へ〜凄いあるね〜。」

ジャスミンティーを飲み終えた

俺は中国気功師さんに別れを告げ、

帰るわけだが、

いつもその帰り道は

体が火照ってポカポカで

生き返った気持ちになって

家までダッシュするのが

俺の

ささやかな

幸せなのあるね。




2003年10月18日(土)

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