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ほうぼうへ


基本的に今は19日の深夜3時42分。
でも僕の中ではまだ18日だから
18日の話をしよう。

アピアのママさんの追悼LIVEだった。

その場にいた人にしか分からないであろうが
あえて言うなら
呼ばれるべくして呼ばれた人達と
唄うべくして唄う人が
同じ空間にいて、近いけど遠い
隔たりは当たり前の目指すの
そんな中で次々と凄いLIVEを
目の当たりにしてると
感じる、感じられる人たちが
集まった空間で、LIVEを
目の当たりにした答えは
みんな、人間反対、戦争?人間反対
さて自分。人間。どうする?
表現。
そんな空間で
稲垣君と4年ぶりに会った。
函館くんと4、5年ぶりに会った。

結果
僕は酔っぱらって
電車の中で寝た。

目が覚めた
新宿だと思ったら
高尾だった。

タクシーで帰る
金もなし。
ふらふらしてた。
ファットママに声かけられた。
「やらない?9、000円でいいよ」
「デブうるせー!寄るんじゃねー!」

更に歩いた
白タク
知ってる?
俺は始めて
経験した。

高尾からだと
東小金井まで
タクシーだと
16、000円以上かかるらしい。

白タクのおっさん
「乗ってかない?」
「あなた誰?」
「家まで送るよ」
「嘘つくな」
「5、000円でどこまでも行くよ」
「本当か?」
「本当だよ」
「東小金井知ってるのか?」
「知ってるよ」
「5、000円でいいのか?」
「いいよ」
「嘘だったら、その場で殺していいか?」
「いいよ。でも私、元赤軍だよ」
「そんなことは、どうでもいい
今嘘ついていないのか?」
「若造、俺を信じろ」
「(20秒そいつの目を睨む)」
「若造、俺には28の息子の他に
今年、高校に入る娘がいるんだが、
お金がたりないんだ。
昔は赤軍だったが、今はサラリーマンだ
それだけじゃ足りないから
白タクしてるんだよ。乗らないか?」
「俺は今、28だ。お前が
俺を何処に連れていこうが
東小金井に着くまでは
俺はおまえを殺す気持ちでのっていいか?」
「当たり前だ」
「乗るから、東小金井まで宜しく。」

無事帰ってきた。
車の中で沢山
おっさんと喋った。

夢破れし人の帰る丘
自由を
他へ行こう
他へ行こう
他へ行こう

どこえでも
ほうぼうへ。

今日は
アピアママさんの
追悼LIVEだった。

まともな奴は一人も
いないと思うのは
一般人で
あの空間にいた
全ての人が
極めて生きていた。

その空間に
いた。

稲垣君と
4年ぶりに会った。


2003年03月18日(火)

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