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有能無能


1日の時間の経過が
とても早く感じる

ふと思ったのだが
そもそも
1日という枠組みは
とても短い長さ
なのかもしれない

時が経つのが
早いのではなく
時は短いものなのかもしれない

そして
人生も
どうやら
短いのかもしれない

けっして
長いものではないのかも知れん

地球の誕生も
何か得体の知れない
でかい存在にとってみれば
とても短い時間しか
経っていないのかもしれない

人間の感覚で言えば
半年くらいのスパンかもしれない

宇宙の誕生も
更にでかい怪物に
とってはまだ1日も経っていない
時間なのかもしれない

すべての生き物に、
植物にも犬にも虫にも火山にも
時間の概念はあるはずとみてる

ただその概念が
この地上を作っている
得体の知れない怪物の意志に
適応、調和、ひたひた溶け込む
美しさ、
その中で人も風景として存在
するような時の流れ
から
もうとっくに、人は
かけ離れてしまった世界が
僕の目の前にはあり
人の脳みその機能は見事に
改造されたのではないか

革命が起きたとき
その前と後じゃ
同じ国、同じそこに住んでいた人
とは思えない変ぼうを
遂げると言う
それも、無意識に前の時代を
忘れ去らせるという

その要因のひとつに
お金の価値があるといわれる

お金の、貨幣価値の基準によって
人の脳みそは強力に変わり果てるという

人の社会は貨幣を作った

それにより時の流れの
概念というのは
その時点から
地上や宇宙の風景から
外れてしまったのかもしれん

お金による有能無能の区別がうまれ
強い弱いじゃない
有能無能の概念が生まれ
循環し
自然の美しさとは全く違う場所から
時の流れが生まれ、
世に金が循環するようになった
まるで血液が人の体を
循環しないと生きていけないように
金は循環する
金から生まれた時の流れの中に
人は浮いている

今となってそれが一つの
風景になっている
得体の知れない。

とてもでかい怪物にとって
人の変わり様は
ひょっとしたら
やっと歯を磨きはじめた
ときなのかもしれない

僕はといえば
世に金が、体に血液が
循環し生きているように
新曲も循環しなきゃ
風景に溶け込めない
のではないか
と思える

あらゆる
出来事に少し
うんざりすることしか
出来ない時期なのかも
知れない僕に
アピアのママさんが
言ってくれた

「この世界が美しいものたちで満ちるまで
いつまでも見ています。
諦めないで何度でも、素敵なあなたなら
きっと、変えていけるさ。
もういいも、頑張るもない
命なのだから」














2003年03月14日(金)

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