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社会に出て、
抱えきれない仕事を抱え込んで、
舞い込んで、徹夜して朝迎えて
おはようを自分自身に言って
点。
コーヒー飲んで
殺されつつ生かされつつ
利用され利用し、たくさんの矛盾の中
自分が一番矛盾人物、
誰かのせいにしたり、
そんなことしたって何の救いもなく
途方もなく、
半端さが身にしみる、
それでも自分で行こうと、
無事生きて帰ってくるんだぞ。

この体を楽器だと思え。

自分というカテゴリーは
脳内もない。言葉にも出来ない。
自分というカテゴリーは
最大にも最小にもその瞬間、一番力が
集中しているところに存在する
いわば、気で、
不動でない気は
気合いを欲す。

脳も体も心も鏡に映る己も、人の目に映る己も
それは楽器。
どうしてそんなに大げさに自分自身といえようか。

いい音出す為だけに価値のある、
楽器。

歌を唄う、音楽というのが
どうして現実逃避だといえようか。
楽器なのさ、この体は。

毎日、音出してる。

使わねーと錆びてしまう。
使われて音が出る。

我は木偶なり、使われて踊るなり。

気がやどって、ステージで放つ。





















2003年02月09日(日)

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