2002年10月05日(土)

我が家にはピアノがある。
昔ピアノを習っていた事があり、買ってもらったものである。
習い始めた理由が、
「猫踏んじゃったを弾きたかったから」
と言うふざけた理由だった為、
折角買ってもらったピアノにも、ほとんど触れる事は無かった。
当然ながら月謝をずっと払ってもらって、ピアノまで買ってもらったのに･･･
お父さん、お母さん、ごめんなさい。
バイエルすら終らせる事無く止めてしまい、その後15年以上触っていなかった。
先日、母が友人宅でピアノの調律をしている所に偶然出くわし、
我が家のピアノも調律してもらう事になった。

先日一度きてもらったのだが、余りに酷い状況だったらしく、
いったんピアノの部品を持ち帰ってもらい、本日改めて調律をしてもらった。

穏やかに晴れた朝。
軽やかに流れるピアノの調。
こんなにも綺麗な音が出せる楽器だったんだ。
心穏やかになる音色だった。

もうちょっと、真面目に習っておけば良かった。
上手に弾けずとも、楽しんで弾ける程度になっていれば、
こんなに豊かな時間を楽しむ事が出来たのに。
勿体ない事をしていたものだ。

とは言っても、今更また習う気にもならないのだけれど･･･