2003年07月05日(土)
ついに今日、お菓子を配る―トウショウ



ご存知のとおり、インドでは何かお祝い事があると
祝われる人が自分でお菓子をみんなに配って
祝ってもらいます。

結婚、出産、車の購入、家の購入・・・などなど。

日本人の感覚で考えると
何で祝われる人が自腹切って
自分でみんなにお祝いしなくちゃいけないの?
逆じゃない?ってちょっと不思議な感じがします。

しかもみんなお菓子食べたいもんだから、
何かとお祝い事をこじつけて
お菓子食べさせろって言ってくるし。

自分は面倒臭がり屋なので、
ちょっとこういうの苦手なんですよね。

今回、子供が生まれたので、
やっぱりお菓子も配らないんでは
「なんと薄情な奴だ!!」 
と思われてしまうので近所とか
知り合いにお菓子配りました。

それで、今日、産休明けで
ようやく会社にいくことになり
お菓子150個くらいもっていきました。

お茶くみの人に
配ってもらったんですが、

内線で電話がガンガンかかってきて
皆おめでとうって言ってくれて。

たまたま会社に来ていた
私の知らない下請けの人とか
お客さんとかまでもが
私のお菓子をいつのまにか
食べていたようで、

机で仕事していたら
知らないおっちゃん達が、
近づいてきて「おめでとう!!」って
いってくれて握手・・・・。

なんだかお菓子配る前は
結構、憂鬱な気分だったのに
みんなにお祝いの言葉を頂いた後は
すごく心が温かく幸せな気分になりました。

みんなに祝って欲しい時は、
お菓子を配り、
自分で相手に意思表示して祝ってもらう。
インドの文化っ結構合理的かもしれない。

甘いお菓子なんか口にいれられてしまうと
心もついつい甘く優しくなって
お祝いの言葉もでてくるのかも。
そういう意味では人間の心理をよく
捉えているかも。


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