ほり日和  
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2004年12月05日(日) 東京日和〜第3話〜冬の嵐

蒸しる車内、唸る轟音、「地震?」と疑うような

バスの揺れにちっとも寝付けなかった夜行バスの道中。

かと思われたが…

確かに「寝付き」は悪かったが、寝てしまったら途中の休憩も

一切知らないまま、東京に着いてたほりさとしです。どうも。

さて、明治座稽古第3回目。今日も一発かますかッ!!

と、意気揚揚とやって来たのはいいものの…

バスを降りるとそこは不思議の国でしたッ!!(嘘)

イヤイヤ、ってオイッ!!なんだね?この風は!!

そういや、バスがやたら揺れて外が轟々言っていたのはコレか…

前日、傘が大破した話を書き、「えっ台風かよ?」と

思わず突っ込んだけど、あれは本当のようだな。

つ〜かまだ吹いてたのかよ、この台風みたいな強風。





今、なんですが…




まったく季節感勘違いしてもらっちゃ困るよ。

俺は今日、稽古までの間、早朝の浅草を楽しもうと思ってたのに…。

これじゃご破産だ。全く。

そんな横っ風吹き付ける朝の東京駅に嫌気がさし、

もはや朝飯をすぐ食べて忘れることしか脳裏に浮かばなかったほりさとし。

すぐに東京駅高架下の「なか卯」に移動し、朝定食を食べる。

と、ここで事件。もうとにかく俺に事件がない日はない。

なにかあるんだ、絶対。もういいよ。慣れたよ。

俺、味噌汁に七味かけるの好きなんだけど、七味のビンを持った瞬間、



ツルッ!!



てね。もうあとはご想像通り。ビンはまっ逆さまに味噌汁へ落ち、

吹き飛んだ味噌汁は俺のペインターにバシャリと…。

ズボンの替えなんか持ってきてねぇよ!チクショー!!

ペインターを丁寧に拭きながら、乾くのを待つ。

吹き飛んだ味噌汁は幸い他の料理にあまり被害を及ぼしてなかったが

当然味噌汁は空っぽ。

しかし心優しい店員さんがすぐに替えの「味噌汁」を持ってきてくれた。

俺の不注意でこぼしたのに、お金はいいという。

アンタ神様や!!

上機嫌で朝ごはんを堪能する。



ペインターが乾くまでの間、店にいて7時半ごろに出た。

この頃には先ほどの冬の嵐はどこへやら。目を見張る青空が。

やっぱ冬の空はこうでないとな。

天気も晴れ、気分も晴れ今度こそ間違いなく意気揚揚と人形町へ向かう。

しかし例によってまだ時間が早い。当然、ジョナる




〜用語解説〜




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さて稽古。

今日はまだ3回だが今までで一番堪える稽古だったといっておこう。

辛かった。正直しんどかった。体力的にはぜんぜんヘッチャラだったが

精神的にきつかった。

今回の稽古はあまり細かく言えないんだが、

簡単にいうと、

「自分が今までの人生で一番つらかった事・悲しかった事を

丁寧に鮮明に思い出し、それをみんなの前で話す」

という稽古。

重い…かなり重かった。

俺を含めて18人分の話を4時間かけて聞いた。

いやぁこういう稽古もあるんだねぇ〜。

でも少しみんなのことが判れた気がした。



今回は少し早めに新幹線に乗り、名古屋へ。

夏の夜の夢の稽古もあるので、そちらへ。

1時間しか受けれなかったが、しないよりいい。

ただでさえ、稽古量の多い日曜が月2度も東京の稽古で

潰されるから。どちらも選べないしねぇ。これも結構しんどい。

さて、明日からまた1週間が始まる。

次回はどんな「東京日和」になるやら。

第4話、お楽しみに。


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