アメリカが何かおかしいことになってるぞ - 2006年06月29日(木) 最近、何かというとビジュアル、ビジュアルと言ってる刈田です。 ここで整理しておきたいんですが、自分、ビジュアル系って 日本独自に進化したヘヴィメタル/ハードロックだと思ってまして。 ギターがテクニカルであるという点。 ボーカルがパンク系とは異なる熱唱系であること。 彼らの拠点がHM/HRの殿堂といわれたライブハウス目黒鹿鳴館であること。 さらに言えば所属事務所が大抵メタル系だったりする事実も含め、 (ラルクは44マグナムの事務所とかね) ビジュアル系は、80年代ジャパメタの末裔と いっちゃったほうがいいんですよ(←よく言われてることですが)。 でね、最近、日本のビジュアル系がドイツやフランスをツアーして 回ってるって話があるわけですけど、 これ、単純にジャパニメーションブームの下地があるからってことで 了解してたんですが、どうもそれだけじゃないらしい。 ここ1、2年、ヨーロッパ方面ではヘヴィな音が復権してきているそうで、 たとえばアイアンメイデンの客層が若返ってきてたりするんです。 が、盛り上がってるわりにはいまいち、若手バンドがいない、と。 ダークネスやルースターは特例・突然変異だろうし、 他はデブ・ハゲ・ブサイクな北欧メタルバンドばかり。 そこでルックス的にも美しくて、 なおかつラウドな音楽を提供できるということで、 日本のビジュアル系がもてはやされているというんですね。 なるほどね。ディルアングレイとか、誤解を恐れず言ってしまうと、 特殊なヘヴィ/スクリーモ系ですから、 彼らが人気なのは、そんな枯渇状況ゆえなのかもしれません。 そのディルアングレイが全米デビューしたわけですけど、なんとですね、 ビルボード総合チャートの80位くらいに入っちゃったんですよ。 しかも販売ルートはインディーズ(インディーズチャートでは40位ほど)。 メジャー配給だったラウドネスが総合60位だか70位で、 同じように全米デビューした宇多田や久保田利伸、ドリカムは チャートインすらしなかったんだから、 これは快挙以外の何物でもないでしょう。 だけど不思議なのが、なぜディルアングレイが それだけ売れたのか?ということですわ。 正直こんな難解ヘヴィロック、ヨーロッパ人ならまだしも、 肉ばっか食ってるようなアホなアメリカ人にはウケるわけがないっしょ。 そこで刈田は、こう考えました。 もしかしたら、アメリカもヨーロッパのように ヘヴィな音楽の復権がはじまっているのではないか?と。 ここ数年はR&B/HIPHOP、もしくはアイドル系かパンク系が チャートを席巻してた印象が強かったですからね。 で、例の如く元メガデスのあの人にそのことをぶつけてみると、 こんな答えが返ってきたわけ。 「そういう傾向になりつつあるんじゃないかな」。 そんな会話をした直後だけに、これにはビビッた。 LA出身の話題のバンド、アヴェンジド・セヴンフォードの アルバム『シティ・オブ・イーヴィル』。 これがね、もう完全にヘヴィメタルなんですよ。 リンプビズキッドやリンキンパークのようなニューメタル系に ありがちなHIPHOP的要素がまったくない。 つーか純メタル要素多すぎ。 声は微妙にガンズのアクセル風でしょ(メタリカ風のときも)。 ツインギターのハモリはモロにアイアンメイデン、もしくはハロウィン。 変拍子の多用はメタリカ〜メガデス風。 しかも、これだけ「ドコドコドコ……」とツーバスを多用されちゃうと 日本人としてはX JAPANを思い出しちゃうね。 あとボーカルの見た目がすげえんだ。 短髪にタレ目サングラス。 おまえはグラハム・ボネットかっつーの! こんなものが全米でゴールドディスク獲得だなんて信じられません。 ほんと時代が一回りしちゃったんだなぁ〜。 ...
|
|