|
|
■
|
2002年10月24日(木)
|
天気予報 |
|
雨ですね。寒いです。 朝から、薬局へ行って、ムカデ対策の物を思いつく限り揃えてきました。 週末まで、出てこなかったら、バルサン攻撃をするつもりです。
さて。 私のお相手の仕事は、雨が本格的になるとお休みなのです。 なので、洗濯物を心配する主婦と同じくらいに、天気予報を気にします。
そんなお相手の勤める会社の社長さんは、強面の谷村しんじ(元アリス)似。 怒ると、そこら辺の物を武器にして人を殴るとかいう逸話がある方です。
その会社の仕事の中に、道路の舗装もあります。 舗装したての道路を見たことがあれば、分かると思うのですが、あのアスファルト。 湯気が出ている通り、物凄い高温で、180度もあるそうなのです。 大抵の手作業は、従業員がやり、社長は舗装する専用の車に乗って指示を出すそうなのですが・・・
社長さん:「おいっ!そこに立ってろっ!」
従業員:「はいっ」
社長さん:「バカやロウっ!そこじゃねーっ!上に乗れって言ってんだっ!」
社長さんの申す「上」とは、舗装中のアスファルトの上です。 180度っすよ?天ぷらだって、カラリと揚がる温度の上に立てと申します。
従業員:「社長っ!無理っす」
社長さん:「無理じゃねーっ早くしろっ」
従業員:「熱いっすっ!!無理っすっ!!」
社長さん:「バカヤロウっ!気合だっ!」
いやいやいやいや。気合入れても、靴が溶けちゃうぐらいだから、無理でしょう。 そんな社長さんですが、病には気合で勝てず、今、入院中だそうで。 その間の仕事の事やらが心配で、病室から電話を掛け捲ってくるそうです。 どうやら、怖いけれど人情深い社長さんは、他では使ってくれそうにも無い方の面倒をみたりもしているそうです。 そんな面倒を見てもらっている中に、「荻原さん(仮名)」という方がおりまして。
この萩原さん。いつも社長さんに怒鳴られ、時には蹴られながら仕事をしているそうでして。 そんな彼も、携帯電話は最新式。 勿論、iモードだかなんだかネット情報も見れる機種なんだそうで。 萩原さんは、そのことをかなり自慢していたそうであります。
ある日のこと。お相手が、現場にて昼食を取りながら、
「午後の天気どうなのかなぁ?携帯で見てくれない?」
と萩原さんに御願いしました。
「うん。わかったっ」
快く承知してくれた萩原さん。きっと、人はとても良いのだと思います。 お相手はそのまま、昼食の続きを開始。そして、ふっ・・・と萩原さんを見ると
携帯を耳に当てていました。
「萩原さん?ちょっと、何してるのよ?」
と、お相手が尋ねると、満面の笑みで彼は答えました。
「177で天気予報聞いてるんだよ?」
まぁ、それも正解でしょうなぁ・・・
私は、ちょっと、社長さんの心配する気持ちが分かるような気がしました。
|
|