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2002年08月27日(火)
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フレーズ |
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本日は、気付いてみたら我姉妹の誕生日である。 いそいそと出かけた様子に、幾つになっても誕生日は大切だと痛感。
そして、本日は暑く、セミが何故か涼しかった昨日の午前中より静か目なのが気に掛かる。 セミで思い出したことがある。 中学の時の担任の渾名が「セミ」であった。 何ゆえ「セミ」かと申せば、若干剃りハゲの入ったその頭が、後ろから見ると「セミ」に似てたから。 たまにいる。剃りハゲに限って髪の毛を伸ばし、おかっぱ状態にしてるオヤジさん。 よって、セミが担任であるそのクラスは、むかで競争の時の掛け声が、 本来なら「1・2」であるにも関わらず「セーミっ」であった事は言うまでも無いか。
更に、そのセミは、熱血教師でもあった。生徒と分かり合いたいタイプ。 道徳の時間とでもいうのだろうか?ホームルームだっけか?その時間にプリントが配られた。 どうやら、そこに悩みを書けとのことらしい。 その時に、セミの口から出た言葉は、名言としてあたしの中に今でも残っている。
生徒:「せんせーっ!悩みが無い人はどうすればいいんですか?」
セミ:「悩みが無いのが悩みだっ!」
悩みの無い人生は、これまた苦悩なり。そんな感じか。
と、話は変わるが先日から眼鏡をかけて運転している。
運転時にしか使用しない眼鏡である故、ちょいと冒険してみた。 眼鏡屋さんは、この度がそんなに入ってない眼鏡を 「ちょい掛け眼鏡ですね」 と言っていた。 眼鏡屋さんが言うのであるからして、きっと通常の言葉なんだろうと解釈。
今までも眼鏡は持っていた。でも、最後に作ったのはカレコレ10年も前である。 たまに、酷い疲れ目の時や夜中のドライブの時にはそれを掛けていた。 しかしだ。この新しい眼鏡を掛けた途端に、今までの眼鏡は嘘っぱちだと思った。 そして、あたしの脳裏に浮かんだフレーズ。それは
「光をっ!もっと光をっ!」
であった。
不謹慎というか、良くない例えだとは思うけど、本音を言えば、あたしは目が見えない方の気持ちを本当には今まで分からなかったんだなと思った。 「見えない」という不便さの前に、「暗い」という事実。 ちょっとやそっとの近眼のあたしが、眼鏡をかけた途端に 夜って、こんなに明るかったの?街灯って、こんなに地面を照らしていたの? ほら、そこの猫っ!出てきちゃダメダメ。危ないわよ。 なんて事を思うぐらいなのだから。
眼鏡を掛ける前まで、あたしは何も見えてない人だったようだ。 海の側には猫が多い。よって、お相手までの道すがら、車道を横断する猫を見つけ、何度急ブレーキを踏みつづけてきたことか。 だけど、もう大丈夫。 遠くからでも、その愛くるしい憎憎しいまでの堂々とした猫ちゃんの姿が確認できる。 余裕を持って、猫ちゃんをずっと手前から見送ることができるのだ。
夜の街って、こんなに明るかったんだねぇ・・・ これなら、星が見えないっつー話も納得だ。(今まで納得してなかった訳ではないが)
して、この眼鏡。フレームと鼻掛け(っつーのか?)の部分が一体型。 今までの眼鏡は、フレームが金属であったため違っていた。 よって。一体型の眼鏡の場合は、目と眼鏡の距離が近くなることを知る。 何故に知ったかと言えば、睫毛が当たるのだ。レンズにバシバシ当たるのだ。
芸能人で、こういう眼鏡をかけている人をよく見るが。 明らかに、彼女達の方があたしより睫毛は長いだろう。 あたしで、当たる〜ぅと思うくらいだから、もっともっとバシンバシン瞬きの度に睫毛がレンズに当たる衝撃を感じているに違いない。 さらにだ。彼女達はマスカラも当然の如く付けていることだろう。
長さがあり、マスカラにより強度を保ったその睫毛。 あたしは想像した。
瞬きの度に、眼鏡が動いてしまうのではあるまいか?
更に、思った。ヘタすると
瞬きの、その目を閉じる瞬間に、上瞼がめくれるっつーことも有りえるな
と。 小さい頃に、上瞼をペロンとひっくり返して遊んだ覚えはあるまいか? もしくは、その顔を見せられて、怖い怖いと逃げた覚えはあるまいか? だって、絶対に睫毛が引っかかるハズだもの。マスカラで、すべりが悪いハズだもの。 そんな事が起きたって、何の不思議もないんだもの。
・・・と、ここまで書いてて思った。 まるで、冴えないオヤジギャグ状態だと。 タイトルが「フレーズ」であるにも関わらず、いつの間にやら「フレーム」の話になってしまっている。 うむ。仕方無い。思いつきで日記を書いてしまうのは、いつもの事だ。 よって、話を戻す。
あたしの最近の流行のフレーズは「もっと光をっ!」なのだが、他のお気に入りのフレーズがある。 それは、「東京庭付き一戸建て」っつードラマ。 最初は見たくなかった。なんせ、姉妹と父親のドラマであり、更に父親がガンになっているという設定だから。 あたしは3姉妹。父上が、一昨年ガンで亡くなった。 あたしは、正直、母親って生き物の気持ちはあまり分からないが、父親の気持ちは良く分かる。 このドラマは父親の哀愁が滲みすぎててしんどいと思っていたからだ。
しかしだ。毎週、ビデオに撮って欠かさず観るようになった。 それは、不動産屋の兄ちゃんが気に入ったからだ。 いや、なに。顔とかじゃなく。事ある毎に口から出る
ありえねーっ!!!
ってフレーズがお気に召してしまったのだ。 今までも、テレビでコギャルだか汚ギャルだかが、なんでもかんでも「有り得ない」って言ってるのを耳にしてきた。 雑音だと思ってきた。 何がありえないんだっ!コノヤローとか思ってきた。 でも、彼の場合は違う。ほんと、「ありえねー」って言ってもいいのだ。面白いのだ。 彼が、「ありえねーっ」と叫ぶ出来事が、とにかくありえねーっって感じでいいのだ。 多分、訳すと「なんで、こんな目に?」とかそんな感じなんだろうか? まー、ウンチク垂れても仕方無いが。とにかく、お気に入りなのだ。
そして、もう一つ。 お相手が男性誌っつーのか?それを2-3種類買ってくるのが、あたしの楽しみでもある。 その中に。確か、ビックコミックだったと思うが刑事の漫画がある。 その刑事課に配属されてる面々が、皆、犯罪者まがいのキャラなのだ。 その中の一人。強面のおっさんがいる。オールバックの髪の毛に、眉間に縦皺があるようなヤクザもどきのおっさんだ。 そのおっさんが、とある女性の手助けのために、彼女のアパートの階段に座り込み、帰りを待っていた。 帰って来た彼女が階段を上がりかけ、その強面の刑事に気付いた時のフレーズ。
「怪しいものですが、警察です」
うーん。渋いっ!
あ、今、社長から電話があったので、思い出した。 この社長が、同僚であった頃。初めて一緒に飲みに行った日だった。 デロデロベロベロになった社長様(その頃は社長じゃなくて、一社員ね)は、酒癖が悪いらしく、かなり怪しいヤツになっていた。 その時のあたしは、肩位の髪の毛にソバージュっぽいパーマを掛けていた。 タクシーを捕まえようと道に佇んでいるあたしに、ススススススと寄って来た社長はこう言った。
我社長:「ムースつけてるの?」
あるひ:「うん。つけてるよ」
我社長:「自分を綺麗に見せる方法を
知ってるんだね」
ぎゃひーっ! キザったら、この上ないし、ムースつけてるだけで、それ、意味わかんねーっっつーのっ
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