|
|
■
|
2002年07月01日(月)
|
キョ〜れつっ |
|
今日から、美術/CGジャンルに参りました。他の方を拝見すると、素人な自分としては、ちと敷居が高かったのですが。本文とイラストに関連性は大抵ありません。
ああ、こってり二日酔いだってばーっ 昨日、サッカーの前半戦途中くらいまでには帰りましょーねと約束し、行きつけの焼き鳥屋さんへ向った。 ところがだ。帰ろうか?と思うと酒の肴が来る。 いや、料理では無い。人だ。人。全く持って、そこに来る人々は変人が多い。 中でも、お相手と二人して大のお気に入りである加藤君が来ちゃった日にゃ、明日のことなど考えられなくなる。
その加藤君が来る少し前、変なオヤジが居た。入ってくるなり、かなり横柄で、何故か話し掛けるので会話をしていた。 今日のサッカーはどっちが勝つかなどという話では、あたしはとにかく「カーン!だ。カーン!に決まってる」とのたまい、お相手に「カーンしか知らないクセに」とバカにされつつも、やっぱりカーンだ!とめげなかった。 その横柄なオヤジの風体は、白髪に白髭。あたしは勝手に、海の側で見かける髭オヤジで態度がデカいのは、全てサーファーショップ経営者だと思っている。 そのオヤジは「とうもろこし焼いて」と注文。ところが、焼きあがると「持って帰るから」となる。「孫が好きでねぇ・・」と。 どうも近所に住んでる臭い。だのに、タクシーを所望する。 外に車が来た気配で、外に出たオヤジくん。が、どうやら勘違いらしい。 そのとき、お相手が、「誰だ?あれ?」とさんざん会話していたクセに言い出す。 すると、オヤジくんの反対側にいた、こっちもオヤジくんが「俺も知らねーんだよな」と言い出す。 「いいじゃねーか。知らなくたって」と飲みの席では誰とでも差別無く喋るあたしは思う。 と、あたしの隣のカメラマンだというお兄ちゃんがボソっと言う。 「あれ、○○○の親父さんですよ」と。お相手がすっとんきょーな声で「あのオヤジかっ!」と叫ぶ。
どうやら、そのオヤジさん。中学校の側のパン屋さんらしい。それを知るや否や、 「あっこのパン不味くてよー」だの「普段は大人しーのに、酒癖わりーな」だの「近所なんだから歩いて帰れやー」だの「あのパン屋は中学で持ってた」だのヤンヤとさっきまでニコやかに喋ってた飲み屋の客は一斉に言い出した。 なんて、酷い人たちなんだろうっ(TT)して、あたしはお相手が「パンをぱくって売ってた」という話を問い詰めた。 「何故にぱくったか?」と聞くと「だって、パンも買えない友達もいるだろ?」と答える。「ならば、ぱくった物はタダで上げなさい」とあたしが窘める。「タダだと、相手も気まずいだろう?」と最もらしい答えが返ってくる。「一体いくらで売ったんだ?」と犯罪歴を調べようとすると「10円か20円だよ」とさも大した罪じゃないかのように得意満面だ。「その前に、パクってはいけない」と今更ながら正論を唱えると、「パクらなければ、余って捨てることになるんだから」とあくまでも慈善事業をしていたと言わんばかりな態度をとる。「わからないよ?家で食べるかもしれない」とオヤジさんの肩を持つと「不味いんだから食うわけがない」と堂々と反論される。「それじゃぁ、きっとパン屋さんは赤字だったに違いない」と心配事を口にすると「いや、あのパン屋は今でも潰れていない」と正論が返ってきた。
と、そんな小競り合いの最中に加藤くん登場。加藤くんも同じ中学出身と聞く。 「その中学って、ロクなの居ないよなー」とついうっかり大声で言ってしまったあたしは、他のオヤジ客達も同じ中学卒業生であることを気づかないフリをした。 そんなこんなで「今日は二杯まで」と決めていたあたしが生中を飲み終わる頃、これまた常連カップルの女性の方が来る。 以前、お相手が男性の方に「旦那さん」と呼びかけ「旦那じゃないのよ」と窘めてくれた女性だ。 あたしだけの見解だが、そこは「不倫の巣窟」である。むやみやたらに一緒に居る熟年カップルを「夫婦」などと言ってはいけないのである。 えー、一応、そこでは名前で呼び合うのが慣わしだ。いつの間にやら、あたしも本名で呼びまくられている。ちなみに、あたしは殆どの人の名前を知らないという事実(笑) まー、それはいいとして。 そのカップルの女性の方は名前をかろうじてしっている。仮にJ子さんとしておこう。 男性の方は「ダーリン」だ。これは、ダーリンが一人で来ている時に「今日はJ子さんは?」と聞くと「ハニーは、なんたら」と答えてくれるので、当然、ハニーの相方はダーリンと決まっているからだ。
そのJ子さんが現れた時点で、あたしは酔いが程よくまわっていた。 そして、J子さんの言葉から、あたしは本調子になるのである。 「あらぁ、今日は一緒なのね。」とJ子さん。「そうなんですよぉ。良く、この人一人できてるみたいだけど」と、あたし。 それを横で聞いていたお相手が、隣の加藤君に話をふる。 「加藤君に会うのも、久々だよな。俺、来る時はめちゃくちゃ早いもんな」 その一言が決め手となる。 「おお、あたしがアンタの家に行く前までに帰らないとねー」とあたしの嫌味が炸裂する。 男って、何故か嘘をつきたがる。あたしは、別に焼き鳥屋に来たことぐらい素直に報告しなさい。怒らないからと常日頃言うのだが、お相手は言いたくないらしい。 そこで、話を逸らそうとお相手が必死になりかけた矢先、J子さんは言ってしまった。 「そうそう。金曜日も時間気にしてたわよねー」と。
実は、金曜日はあたしは自分の店の手伝いで、夜23時すぎにお相手の家に着いた。 当然の如く眠っていたお相手だが、酔っ払い特有の暴れ寝をしている。暴れ寝というのは、ゴロンゴロン寝返り激しく、悪態張りの寝言を連発。あたしが声を掛けても、五月蝿そうにする状態を言う。 その時にあたしは、叩いて尋ねたのである。 「あんた、焼き鳥屋いったんでしょ〜」と。だのに答えはノーだった。うほほほほほ。嘘はつくもんじゃねーだよ。 それから、あたしは首を取ったとばかりにヒートアップ。 「この人、いってないって嘘ついたんですよーーーっ」と大声で叫ぶ。店主が思わず笑い出す。「バカじゃん。バレバレ〜」とお相手を指差して笑うあたし。 すると、次にダーリンがやってきた。 「ああ、お待ちしてました〜」とJ子さんの隣の席を譲ってあげる。 ダーリンが言う。「おお、今日は一緒だねぇ。金曜も一人だったからさー」 ぎゃはぎゃは笑いながらあたしは、「それ、内緒なんですよー」と答える。 そのダーリンは、同情してくれたのかビールを奢ってくれ、お酌までしてくれる。 そうこうしている内に、他の3人連れのお客さんが「カラオケ近くに無い?」と言い出す。 口々に、目の前にあるだの、どこにあるだの言い出して、終いには「なんならアカペラで」と言い出す。 そこでダーリンがまた「金曜日も歌ってたじゃん。なんだっけ?」とお相手に言い出す。「だから、それは内緒なんだってばー」とあたしはまた笑い出す。 そのうちに、今度は店に来た時に居て、一旦帰ったはずのオバちゃんが、ひょっこりまたやってきた。 あたしとの間にクッションを置いた方が無難と思ったかどーかは知らんが、お相手が間の席を進める。 そのオバちゃんが、カラオケって話を聞いて歌い出す。「落ち葉の舞い散る散歩道〜♪」思わず、ゲタゲタ笑うあたしに不信がったであろうオバちゃんが「ね、一緒に歌ったよね」とお相手に言い出す。 「オバちゃ〜ん、それ、内緒だったんだってば〜」と教えてあげるあたし。 一体全体、何人に「内緒なんだよ」って言えばいいんだろう? そうこうしている内に、今度はご近所のお姉ちゃんが来た。そして、「金曜日と同じ歌うたってる」と言い出す。また、あたしは「だから、内緒だってばー」と言う。 その間に、あたしはビンビールを2本空けたらしい・・・
だから、あたしは二日酔い。頭が痛い。おまけに、胃が痛い。 昨日のつまみは、馬刺し&かつおの刺身&焼き鳥数本&そら豆である。 敗因は、馬刺しのおろしニンニクに違いない。 子供の頃から、父上のつまみの「レバ刺し」が大好物だった。でも、父上はよく「生のにんにくは強すぎるから、少しだけな」と言ってくれてたもんだ。 ああ、父上。今、やっと分かりました。本当に生にんにくは胃にキョ〜れつです。 その想いを胸に、朝から牛乳タップリのカフェオレを飲みつつ、ニンニクの絵を書いていたら、尚更具合が悪くなった。 その成果がこれ。
勿論、頼まれてもいないお猿も増やした。
えー。ニンニク猿くんと、その兄弟のタマネギ猿くんです。「にんたま兄弟」ね。 察しの良い方はお分かりであろう。ニンニクを作ってから惰性でタマネギを作りました。手抜きです。はい。 でもって、ニンニクは酔っ払いらしく。タマネギは自ら犠牲になって泣いてます。 どーも、イラストレータで書いた色合いと変わってしまうのが悩みでございます。 ってことで、カーン!観なくてごめんなさ〜い。 でも、酔っ払ってグルグルまわる中、ハイライトは見たわ。 ボー然としているカーンのお姿・・・素晴らしい仕事人である彼の心情。 いっくら酔ってても、グングン胸にきたわよっ(号泣)
|
|