− お気楽 Diary −




 理想と現実    2004年06月14日(月)


 既に来年度の授業料も納めて、無事に延長ビザもゲットした今になって、息子が学校を変わりたいと思っているんだけど・・・ 言ってきました。 メールに書かれた内容は、今の学校はつまらないし皆がヤル気がなさそうだから前々から転校を考えてはいた・・・ それが最近、友人 (補修校仲間) が入ることになった学校の存在に気がつき、そっちの方がここよりも良さそうな気がする・・・ スッゴク真剣に考えているが別に絶対変えたいってわけじゃないんで・・・ というようなものです。

 実は現在在籍しているハイスクールには、入ってから気がついた様々な問題点も多いらしく、彼なりに我慢やら努力も重ねている様子でして、それについては私も気になっておりましたから、事ある毎に残留意思確認はしておりましたが 「来年1年くらいなら大丈夫」 という息子の言葉を信じておりました。 何たってまだ17歳ですので、自分ひとりの力で切り開けることには限界があり、周囲の手助け無しには留学は成り立たないということを彼もわかってはいる筈なのですが、やはり気の置けない友人が身近にいる生活は魅力的に感じちゃったのでしょうねぇ。 気持ちは十分に察することは出来ますが...

 この話を娘にしたところ、どうやら彼は将来の進路を掴みつつあるような話を聞いたと告げられ、それに進むには現在の学校には選択する科目がないような事を言っていたというのです。 でも仮にその不足分を友人と同じ学校に変わることで補えるのだとしても、その他の生活面においては、この手の 全寮制ハイスクール に大差があるとは思えない母としましては、余程の理由が無い限りはOKしかねる旨を書き連ねて返事を出しました。 足りないものを補う授業を期待するのならば、駐在中に通学していた公立のハイスクールのような所を選んだ方が得策とも思えましたしね!

 母が察するところ、彼が転校したいという理由の中には、今の現実から逃げ出したいっていう要求もあるような気がします。 ですが、私の人生経験上で申せば、逃げた先にも同じような困難は必ず待ち受けているものだとも思うのです。 そんなことを繰り返す人生を歩んで欲しくはありませんし、せっかくこの1年間を我慢で乗り切ってこれたのですもの 「残りの一年も大丈夫だ」 と、一度は口にした自分を信じて踏ん張って欲しいと思っています。 おーい息子、強く逞しくなって帰って来いよぉ〜♪



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