駐在中も、毎年どこぞへ出かけては 桜 を愛でていた私ですが、今日は５年ぶりに実家の近くにある 「桜のトンネル」 を歩きながら日本の お花見 を楽しんで参りました。　母の話によれば、昨年に行われた剪定によって今年はイマイチな枝ぶりになってしまったとのことでしたが、これだけのスケールで桜を楽しむのは海外では不可能なのでは？ と思うと、さすが NIPPON って気がします。

　桜並木を歩いていて ワシントンDC・ポトマック河畔 で見た桜を思い出していたのですが、同じ 「ソメイヨシノ」 であっても色合いって様々なんですねぇ。　思い出は美しく変化してしまうせいかもしれないのですが、タイダル・ベイスンの桜並木の方が綺麗なピンクだった気がしますし、逆にトロント・ハイパークの桜はやけに色が白っぽかったよなぁ〜なんて、勝手に批評しながら散歩を楽しんできました。

　ところで途中、一目見て病院職員の方だとわかる女性二人が、大きな桜の木の下で一生懸命に、でも楽しそうに何かを拾い集めている姿を見かけました。　上を見ると枝には小鳥が何羽かとまっており、くちばしで額の下あたりを啄ばむものですから、桜は 花びら としてではなく、形の良い 花 のまま地上に落下しているのでした。　看護士 (？) さんが手のひらに抱えているのは、どうやらそれに間違いなさそうでしたが、お二人がこれからその花をどうしようと思っているのかを想像するのも、これまた楽しいものでしたよ〜ん♪