| 学校や塾では学べない大事なこと |
2002年11月09日(土) |
子供たちが通学している High School にもある科目なのですが、皆さんは CO-OP っていうプログラムの名前をお聞きになったことがありますか? 日本だったら働きながら学校の卒業資格を取ろうと思ったら夜間学校ってことになってしまうのでしょうが、こちらには仕事をしてお金も貰えて、しかもそれが単位に結びつくという科目があるのだそうで驚きです。 夜間学校やサマースクールも存在するのですが、これらはあくまでも単位を落としてしまったり、又は先行して単位を取得したい場合に行く所なようです。
ところでこの CO-OP を取らないまでも、カナダの子供たちは小さな頃から良く働きます。 現在我が家に地域紙を配達してくれているのも、まだ小学生くらいの男の子ですし、息子の友人はマクドナルドで、娘の友人はスーパーのレジで...といった具合に、働いてお金を貰うという行為を学校側が禁じるお国柄ではないようです。 驚くのは小学生の高学年ともなると、夏休み中に父親の会社へ一緒に行って働いているようなお子さんもいらっしゃるようですし、息子の友人からは誕生日プレゼントのリクエストは 現金! なんていうのもありました。
それに引きかえ、日本の子供たちって働かなくても お年玉 や お小遣い といった形で、親や祖父母、そして親類などからも高額なお金を得る機会が多く、働く大変さも知らないくせに大金を所有している場合が多いですよね。 年末は出費が多くて赤字だわぁ!なんて言っている親ですら、子供のお年玉にはお札を入れるでしょうし、新学期が始まれば学校では担任が ○○円以上貰った人は? なんて思慮の無い聞き方もしてくれちゃうものだから、彼等は たくさん貰えて当然! と思っている節もありそうな気がします。
一番問題なのが、その使い道。 カナダでは、というかアメリカもそうだと聞きますが、高校までの学費は親が負担しますが、大学からは出さないという家庭が多いようです。 ですから息子や娘のお友達が現在働いているのも、別に欲しいゲームがあるとか、素敵な洋服やアクセサリー、増してやブランド物が欲しいからではなく、将来の学費を稼ぐ為に仕事をしている子が多いと聞きます。 それでも足りない分はローンで借りてまで勉強するわけですもの 『一生懸命さ』 や 『将来に対する考え方』 など、向う姿勢に差が出るのは当たり前?って感じませんか?
日本の子供たちは確かに高水準の教育を受け、世界的にみても高度な学力を身に付けている国民なことは間違いないのでしょうが、その為に 「今この時にしか出来ない・味わえない素晴らしいこと」 や 「その歳にしか経験できないものの見方や感じ方」 といったような、人間としてとても大事な部分をアッサリと切り捨てなければならない受験体制や教育システムから、我が家は5年近くも逃避できているのかと思うととてもラッキーだったと思えてなりません。
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