2002年09月06日(金) |
授業2日目:心理学と当番 |
一日心理学の授業。 その前に当番だったので、早く行こうと思ってみました。 いつもより30分早く出て、でも雨のひどさに交通手段をバスに変更。 降りる所を間違えて、一つ先まで行っちゃったので徒歩で戻って…なんてやっていたら、15分位しか早くなかったです。
さて、授業。 占いとか好きなので楽しいんですが流石にちょっと食傷気味。 自分が精神病に入る気がしてみたり。 そこまで行かなくても、人格障害?なんて思ってみたり。 学生時代、疾患の勉強すると、自分に当てはまるような気がしていたのと一緒ですかね。 一番記憶に残ったのは、赤ん坊の微笑の話。 興味のある方は★〜★(ちょっと長くなるかと思いますが…) ★ 生物学者ポルトマンは鳥類の離巣性と就巣性という分類概念を哺乳類にも適応しました。 離巣性:妊娠期間が長く一度の出産数は1〜2匹。生まれてすぐに自力移動可。 (馬とか猿とか) 就巣性:妊娠期間が短く一度の出産数は多数。生まれてすぐは自力移動不可。 (猫とかネズミとか) さて、それでは人間は? 妊娠期間と出産数からは離巣性と言えますが、自力移動は不可。 と言うわけで、人間は生理的早産であるといえるそうです。 本来なら、後1年は母親の胎内にいるべきである…という説。 では何故1年も早く生まれてくるのか? それは進化の過程で二足歩行となり脳の発育が著しい為と母体保護の為。 二足歩行だと、母親の脊椎に過度の負荷が掛かります。(他の離巣性動物は四足歩行ですよね?) ついでに脳の発育が進みすぎると出産にも問題だし。 なので、人間はかなり不安定な状態で生まれてくるらしいのです。 就巣性は数を増やす事で、子供が全部育たなくても子孫を残す。 離巣性は自力移動で、自ら生存可能性を高める(逃げるとか母親にしがみつくとか) では人間の赤ん坊は? 自らの生存可能性を高める為に発達したのが、大人とのコミュニケーション能力である。 大人とのコミュニケーションというのは、注視・喃語・微笑・泣くetc ファンツの選好注視実験と言うのがあるそうです。 赤ん坊はどのようなものを好んでどの位じっと見つめるのか?って実験。 結果、複雑な図形を好み、中でも人間の顔が一番長い。 で、どんな顔にどの位微笑むか?と言う(高橋道子さんという人の)実験では、 生後3ヶ月位になると人間の顔に対して微笑む(しかし同じ顔でも、養育能力のない子供の顔はあまり微笑まない)という現象がみられるらしい。 以下テキストからの抜粋 ・乳児は人の顔を好んでジーっと見て、ニコッと微笑むと言う事になる。 これは生理的早産の為に無力で全面的に親に依存せざるをえない乳児が、親の注意を自分の方に引き付けるために身につけた生得的メカニズムと考えられている。 そして、表情などを用いて〜中略〜自分を‘かわいい’‘愛らしい’と思わせ、親から養育行動を引き出している(要するに自分を養育させている)のではないかとされている。乳児も生きる為には結構‘したたか’になるのである。 乳児が‘したたか’なのは3ヶ月の乳児が子供の顔には微笑む量が少ない(養育能力のない子供には愛嬌を振りまかない)事や、生後7ヶ月頃になると「7ヶ月微笑 」(人見知り)といって、自分の親には微笑反応を示すが見知らぬ人には不安な表情を見せたり、泣き出したりして、親にえもいえぬ優越感を与えることからも言える事である。
う〜んって感じですが、只今友人と妹がまさにこの状態なのでなんとも…(笑 でも、そう考えると、説明ついちゃう人見知りって面白かったり。 ★
他にも自己評価維持理論(友達選ぶ時とか、人を好きになる事も自分の自尊心を満足させられるかどうか)とか、栄光浴(有名人が近くに住んでるとか言う)とか色々。
確かに言われて見れば…って内容が多かったです。
★★ 日誌書いたり、黒板消したり、出席つけたり色々…本気で日直の一日でした。 久しぶりにやりましたよ日直。 もう回ってこないのがちょっとつまらなかったり。
さて、来週の月曜提出のレポートをやらねば。
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