浪奴社員の呟く
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表情を見せておきながら、何を語れ、と言うんやろうな。別に心配せんでも、大概の処は掴めてるんちゃうかな、どうせワシやしな。それでも敢えて避けておいたんは、ワシ自身が痛いからやないのに、何やねんなその面は。そういうものを感じさせるから、ワシはやっぱり嫌いになってしまうねん。
何でワシは何時までもひとりなんやろうな。よぉ言うんやろうけどな、「知らない所で誰かがあなたを見てる」ハァ?やでホンマ。。。誰がワシを見てるって?誰がワシを知ってるって?どんなけお笑い話が好きやねん。
別にそれならそれで構わんのやけど、顕様な幸せ顔見せられると、正直おもんないな。荒んでる、ってか?そうかもな。
まぁ、勘弁したってくれや。こんなけ当たり前に横行しとる波の一番下で埋もれてしまっとるんは、他の誰でもない、このワシなんやな、ってのを見せ付けられたりもしたら、苛立ちも抑え切れんわ。
すっかり心の中の空白を補うことを忘れてたんやけど、もう何も残っとらん。ワシはワシを騙すことだけで精一杯や。『生きる』の『暮らす』の狭間にある、もう一つの概念なんぞ、誰にでも触れられるもんやない。そこに誰も連れ込むつもりもない。みんな、幸せであってくれれば、それでえぇ。ワシの請け負った仕事は、想像以上に重かった、そんなけや。
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