浪奴社員の呟く
DiaryINDEXpastwill


2002年09月10日(火) 1つの事象に

囚われるということでの獲得可能な領域は、意外な程に狭域なもので、それから限界範囲を拡大する為には、結局この事象からの客観視が求められてしまう。しかし視線が固定したままの精神には、この獲得可能の制限に気が付かず、そのままに新たな領域を求めてしまい、そして無為な疲労を重ねてしまう。

こんな当たり前のことでも、『見えない』ことへの恐怖感が、正常な直観反応の機能を低下させてしまうのだろう。Potencial Abilityでの不足はないのに、その能力を発動させられないのは、つまりはAcquired Capacityが不健全な結末に相違ない。

こんな光景を一体どれだけ見てきたのだろう。何故人は己の限界線まで挑もうとしないのだろう。そんな機会は有り余ることなのに、そこで鋭利な反応をどうして閉ざしてしまうのだろう。

『戦い』は嫌いだ。しかし、『闘い』なら喜んで受け入れよう。己の向上の為ではなく、己そのものの為に。そうして今の現実感を感受する、こんな生き方は邪の道に値するのか?


浪奴社員 |HomePage

My追加