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    2006年11月14日(火) [ キ・キーマ

    ブレイブ・ストーリー」(宮部みゆき)読みました。

    アニメ映画の方は見てませんがそろそろDVDが出るみたいですね。
    随分前に図書館で予約していたものの順番がようやく回ってきたのです。
    予約した館を間違えて別の館に取りに行ってしまうという栄螺的間違いを犯し遠回りしつつ
    やっと手元にやってきた時はあまりの分厚さにたまげました。

    ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048734458

    ↑愛蔵版というやつだったみたいです。
    1000ページありました。文庫で3冊分なのね。納得。
    でも段組とフォントサイズが良かったのかすごい読みやすかったです。

    (以下、ネタバレあります…って時間も経ってるので大丈夫だろうとは思いつつ一応)


    大抵読むのは早い方なのですがこれも二日で一気に読んでしまいました。
    爽快なRPGファンタジーを望んでいた私には重い部分が多々ありましたが、
    最後の方は滂沱ー…
    皇女とかワタルとミツルの関係性とかに幻水好き宮部さんの片鱗を感じつつ読んでいました。
    (トカゲ人とか…とも思ったけどこれはブレイブ…の方が先か)
    別にいちいち勘繰る必要はないし作者的にもそんなこと考えずに読めよっちゅー感じでしょうが。
    でも幻水好きというのがこの方に興味を持つキッカケでもあったので、
    まぁこんな読者もいてもいいよな。
    ゲームの脚本書いてくれればいいのになー。原案とかでもいいよ。

    半身の旅人側のラストは何となく想定の範囲内だったんですが、
    幻界ヒト側は全く想像もしてませんでした。おおぅ…。
    気になる存在だったの。アイツはきっと何かある、とは思ってたの。でもあんな…
    不憫なミツルくんはきっと最後のあれで救われたんだ!と読みとったけど
    やっぱりちゃんと“救われました、めでたしめでたし”という記述を視界でキャッチしたかったな…
    と思いつつ、それがないからこその読後感なのかな、とも思う。

    私のお気に入りは何てったってあのトカゲ人「キ・キーマ」です。
    しかし最初の登場のシーンで彼自身がのたまった、「キ・キーマ」の発音法がずっと頭にこびりついて
    (“最初のキは、次のキーマよりも半音高く発音すべし”)
    え?そりゃちょっと難しくねぇか?反対じゃないの?と思いながら脳内で練習しながら1000ページ。
    最後まで発音に馴染めずじまいでした。ま、ファンタズィーだからね!
    現世(うつしよ)のわたしが簡単に発音できるような名前じゃ、ね。

    ワタルが本格的に旅に出て最初に出会ったのがキ・キーマであったことの幸運!
    これぞ王道RPG!的なご都合主義が気持ちイイ〜っ!これ!これよっ!って感じでした。
    もう彼が途中で裏切ったり脱落したりあんなことなったりした日にはあたしゃ泣くよ!
    泣いてこの本放り出すよ!と思ってました。
    節々で「キ・キーマ死なないでェェ」と祈りつつ読んでました。
    何だか色んなところで死亡フラグが立ってたんだもん。
    ちなみに映画版のキ・キーマの容貌は私の想像とはちょっと違う……。
    トカゲ界のマッチョイケメン(でも朴訥な感じ)を目一杯妄想してました。
    私の中のキ・キーマは相当いい男なのでそのビジョンを皆さんにお見せできないのが残念です。
    (あと脳内カッツも相当イケメンです。間違ってません。イケメンです。)


    映画…もすごく興味が湧いてますがやはり原作をかなり端折った感じみたいですね。
    まぁ1000ページの内容を余すところ無く映画に納めるのは不可能だよな。
    その前評判をふまえつつあまり期待せずに見ようと思います。
    DSとPSP(PS2?)でゲームが出ていたことにも驚き。
    漫画も色んなバージョンがあるんですね?すごい多角的に広がってたんですね。



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