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発火点 真保 裕一著 2002/7
少々分厚めの本ですが一週間以内に読むつもりです。 今日終業式で学校に行ったついでに図書館で借りてきました。 最近文学少女ですよ。(ぷ 日本の小説で良い本あったら教えて下さい。是非。 分厚いのでも薄いのでも何でも読み漁ります。
今100ページ程読んだだけですが本の世界に引きずり込まれてます。 読み出すと止まらなくなりお陰で筋肉痛です(謎) ずっと同じ姿勢だからね。。
内容は幼い時父親を殺された少年が主人公の話です。
父を殺した犯人は父の友達だった。 なぜ友達は父を殺そうとしたのか。 また事件以降好奇の目にさらされてきた主人公の心の闇、苦痛。
私は主人公が耐えてきた苦痛の方に共感めいたものを感じました。 その気持ちを考えるとフィクションでもノンフィクションでも関係なく辛くなる。
見知らぬ土地に引越して新しい友達と気軽に交流を深めていったとしても、 ――あの人は父親を殺された その事実を知ると友達は昨日とは全く別人のように自分を扱う。
人々は同情あふれた目で自分を見る。 気軽に話せもしなくなる。 頼んでもないのに応援される。
読んでいて「親切の押し売り」って何だろうって考えました。 親切心からしたことでも少し間違うと人を傷つけてしまう。 恐いと思った。 その事について答えはどこにもないけど本を読みきったら何か掴めるかな。 掴められたらいいなぁと思った。 まだ半分も読んでないけど中身の濃い本だってことが凄く分かる。 本の中の一人一人の気持ちを辿りながら読んでいきたい。
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