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2002年11月10日(日) 父と母。

私の父は典型的なAB型だと思う。
もちろん悪い意味で(爆)
二面性が大きくて時々うんざりする。
血液型が問題では無い、性格だと思う。
父の兄はすごく良い雰囲気の叔父様なのに。。



今日、母にすき焼きのことで突然怒りだした。
それまで美味しく食べていたのに全く迷惑な話(笑)

すき焼きの〆で母が野菜や肉の余ったものを入れていたとき。




父:「肉を入れるな!しつこくなるんじゃ!」
母:「えーそんな味変わってないし大丈夫じゃって。」




父ぶつぶつ言いながらも食べる。



父:「しつけーけぇ入れなー言うとるじゃろーがッ」



母はそれから何もしてないのに一人でぶつぶつ同じ言葉を繰り返す。
ああ、何回同じこと言えば気が済むんだ。
味も何回も言う程までしつこく無いじゃないか。
食べれる範囲(笑)


母無言。
しばし気まずい空気が流れる。

母立ち上がる。
テレビのチャンネルを野球に替えて話を変える。
さすが母だと思った。

母:「お、今日は日本の方勝ってるよ。」
父:「おーほんまじゃー。」


ああ、やっと雰囲気が戻ったよ。。
この言葉を聞くまでは。



父:「・・・おい。やっぱりしつけぇわ。じゃけぇ肉入れなー言うたんじゃ!」




・・・父は父です。
どうでもいいことを何回も蒸し返して周りの雰囲気を読まずどんどん悪くする。

こうやって何十年と母と連れ添ってきた人です。


今さら誰がどうやっても性格は変わらないでしょう。
父の行動を何年か見てきて、私には理解できない所がたくさんありました。
嫌だな、と思うことがたくさんあるのです。
いいな、と思うことはあるようで無いと思います。

親は敬え、とずっと学校で言われてきました。
親がずっと傍にいて守ってくれる訳では無いことも分かる。
今まで育ててくれたことだけでも感謝すべきだし、してる。

だけど敬うことができる行動の見えない人をどうやって敬えばいいのでしょう。


時には母に八当たりをして。
すぐ傍に赤ん坊がいても煙草を容赦なく吸って。
近所付き合いも母に任せて。

ただ、親である以上は憎めない。
良い所を探し回る。


母が病気になった時は必死で看病して様子を伺っていた。
母も嬉しそうだった。
私が修学旅行に行く前日、「車出すぞ」と言ってくれた。
私は断ったけど(爆)



父と母。
私は二人を見ていて夫婦ってなんだろう、と考える。
良い面も確かにある。
悪い面も多い。

傍にいるだけ、見るだけで疲れる。
こんなものなのか夫婦は、と思う。
私がもし結婚してもこうはなりたくない、と思う。

そういう面では良いのかもしれない。
反面教師。

私の理想とする家族、ものの考え方、人との接し方・・・
全て親を見て学んだものとは反対かもしれない。

良いのだろうか。
悪いのだろうか。
よくわからない。


でも、どう足掻いても私は二人の子供であり、十八年間育てて貰った無二の人達。



***


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読破書庫。 '05/11/15更新。



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