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気まぐれ雑記帳。

 2020年05月06日(水)   サイト18周年&小説メイキング!





●かくれんぼ●18周年
ありがとうございます!



まさかリアル中学生の頃に開いたサイトがここまで続くと思ってなかったよね…(笑)
閉店営業状態が10年くらい続いたこともあったけど
なんやかんや年に数回は更新し続けて19年目ですよ。えぇ。
(※一般的には「サイトは開いてるけど更新してない」状態に陥ることを開店休業というが、
 我が家の場合は「まともに運営する気はないけど小説だけ上げ続けている」という
 状態になってるので私は勝手に閉店営業と呼んでいる。なんなら今もそうかもしれない。
 だってね今の我が家の状態ってサイトっていうより小説倉庫じゃない??笑)


これからもぼちぼち続けていきますので宜しくお願いします!



あ、私も年を取りましたよ。
年齢は聞かないでください笑(もう大体バレてると思うが)




さて、今回はずっとやりたかった小説メイキングに挑戦します!
いえね、絵のメイキングはよく見るけど小説はあんまないじゃん、
いいなー…とちょっと羨ましくなったんで。(近藤さん)

※注意※
一般的な「あらすじ考える」「起承転結を意識してプロット切る」…みたいなのはありません。
14歳のときから自己流で書き始めて十ン年の中で培ってきた書き方です。
何もお勉強したこともなく、独自の感覚でやってる部分が大きいので
参考になるかわかりませんがなるべくわかりやすく説明できるよう頑張ります。

具体例として、最新作の39万ヒットキリリク小説『サンキュー!』を例題に使用してます。
いわゆるネタバレになるのでそちらを読んでない方は
できれば小説ページからそちらを先に読んでもらえると嬉しいですよ。
1061作目『『サンキュー!』』です


Step 0. どんな作品にしたいかざっくり決める

書きたい目的がある場合は、まずこれをします。
テーマとキャラが最低限。
例えば「誕生日」「大石夢」とか、「バレンタイン」「大菊」とかね。

今回の場合は「39万ヒットキリリクの大石副部長夢」です。内容はまだない。
内容指定のないキリリクなのでとりあえず明るい話にはしたいな、くらい。

Step 0としているのは、すっ飛ばしてStep 1の場合もあるから。



Step 1. ワンシーン舞い降りさせる

はい早速他人に説明できないやつ来たーーー!!!(笑)(最低)
Step 0で定めたテーマに関して、ブレインストーミング的なことをします。
といっても別に紙に書くでもなく頭の中で妄想を膨らませます。

例えば今回の場合は、
『39万ヒットキリリクの大石夢』…キリリクだから感謝を伝えたいよね…
 39…はっ!!!サンキューじゃん!!!
 大石夢だから大石がサンキューって言えばいいわけ?
 大石ってサンキューとか言うかな…原作で「サンキュータカ」って言ってたか…
 レアじゃない?普通「ありがとう」っていうよな…
 「サンキュー」って言うってだいぶ心を許してる感じするな…
 ずっと「ありがとう」だったのにあるとき「サンキュー」って言われたら萌えない?
 それだーーーーー!!!(決定)

みたいな感じで降臨なさいました。

逆に、日常の中で突然ワンシーンや台詞が舞い降りてきて
「これを使った小説書きたい!!」てなることがかなり多いです。
(それがStep 0をすっ飛ばしてるパターンね)
たぶんそれが全体の9割くらい。

なので、この「舞い降りたワンシーン」はこの物語の中で
一番キモにしたい部分として大切にします。目玉です。
描写とかをいい感じにしてそのシーンが目立つようにします。

シャワー浴びてるときとか自転車漕いでるときに舞い降りてくることが多いので
メモる前に忘れないように何回も自分の中で必死に反復し続ける…てのはよくあるw



Step 2. 舞い降りたワンシーンの情報を読み解いて全体像をイメージする

舞い降りたワンシーン(=この小説の目玉)が起承転結のどの部分だったら一番映えるか考える。
起承転結と言いながら、実際は「◯割くらいんとこ」っていう感覚で考えてるかな。

今回の場合、「ありがとう」をずっと溜めて留めての「サンキュー」なので、
大体8割目くらいんとこですね。(一般的にいうなら転の部分)
同時に、10割でどの程度の長さになるかも目安をつけます。

舞い降りたシーンがどこに該当することが多いかと言うと、
比率は起3:承2:転4:結1てな具合かなぁざっくり。
結が一番苦手ですね。。いつも物語をどう締めて良いか迷う。(結果ワンパターン説)

それから、小説のクオリティもこの段階で決める。
萌え重視なのか描写重視なのか、さらっと終わらすのかみっちり書き込むのか。
絵でいうと、ざかざかのラクガキなのか、
下描きにペン入れしてきっちり色塗りするのか、みたいな。



Step 3. 物語の背景、登場キャラの関係性を考える

まあ考えるといっても舞い降り任せなんですけど一応考えるってしときますね。

脳内はこんな感じ↓
今回は「サンキュー」と言われることが特別なほどだから付き合ってはないかな。
だとすると、まず主人公の立ち位置としては
「それがきっかけで好きになる」か「元々好き」が考えられる。
その場合大石が主人公のことを好きかどうかは、どっちでもいいな。

夢小説的には「サンキュー」言われたら主人公はトキめくに違いない。私ならトキめく(←)
大石にどういう状況だったら「ありがとう」なり「サンキュー」なり言ってもらえるかな、
クラスメイトでもいいけど、マネージャーの方がお礼を言われること多そう。

おっけー久しぶりの女子マネ設定で行こう!


このへんで見切り発車で書き始める。
とはいえこの辺は書きながら「やっぱ違うな」って書き直すことは多々あります。
一回決めたからそれじゃなきゃダメってことはなくて、柔軟に書き直します。

この状態で全文を公開するの私史上初なんだけど途中段階のもの上げてみますよ。
正直恥ずかしいがメイキングだししゃあないw
まだ何が起きてるかよくわからない状態。
Step 3



Step 4. 視点を決める

大抵の場合Step 3の段階でもう決まってるんだけど、
主人公視点、相手キャラ視点、ナレーター視点かこのへんでは定めるようにします。
(そうしないとナレーション部分をどういう口調で書いて良いかが変わってくるので)

Step 3までで舞い降りたものが台詞だけだったりした場合は、
この段階ではまだそれが定まってない場合があるのです。

「キャラにときめかされたい」→主人公視点
「キャラの心情を描写したい/読みたい」
or「キャラを夢主によってときめかせたい」→キャラ視点
て感じかなぁ。

どっちも取りたいときは、
1.アザーサイドとして作品を2つ書く
2.物語の中で視点が切り替わる仕様にする
3.ナレーター視点で書く
なんだけども私は3は「ナレーター視点で書くぞー!!」ってとき以外は書かないので
お互いの視点で書きたい部分が全体的にまたがってるなら1、
あるシーンだけどうしてももう一方の視点で表現したいなら2、かなぁ。

でも2の場合も、視点が主人公:相手キャラでなるべく1:1にしないとバランス悪いので(MAX2:1かなぁ)、
結局主人公視点にすることが多いかなぁ。
そのときは、相手キャラの思考を主人公に想像させちゃうというのはよくやる。
例えば女主人公視点の話だけどどうしても大石に「なんて可愛いんだ!」と思わせたければ
“大石くんは、まるで「なんて可愛いんだ」とでも言いたいかのような表情をしたように見えた。”とか。
台詞として「(なんて可愛いんだ!)」を入れちゃうのもやっちゃうときはあるけど、
主人公視点で見えないはずの部分が見えてしまってるので
きちんとした作品として仕上げたいときはやらない。
「いいんだこの作品はクオリティより萌え重視だ」って自分で折り合いつけば容赦なくやるw



Step 5. 点と点を繋いでいく

Step 3まではバラバラの点を投下していってるイメージだったけど、
それを繋げて線そして面にしていくイメージ。

Step 4までの情報があれば大体材料は足りているはずなので、
あとは「どうやったらその目玉の部分に話が繋がっていくか」とか
「その目玉の部分を起点にしたらどんな素敵なことが起きるか」を妄想していく。
そう。小説を書くこととは妄想を膨らますことなのである。(名言)(迷言)

私の場合は台詞が先行するので鍵カッコだらけで台本風小説みたくなることも多い。
この段階では多少雑な部分があっても良い。(あとで書き直す前提)

今回はこんな。
Step 3と比べるとだいぶ全体の流れがわかるようになってるはず。
Step 5



Step 6. 描写を追加して完成させていく

自分の脳内ではどういう場所で誰が今声出しててとかが映像で見えてるけど
読み手側は書かれている文章しか情報がない。
私が想像している映像が読み手に伝わるように意識して加筆していく。

伝言ゲームで、Aさんだけが絵を見れてAさんがBさんに口頭でどんな絵だったか説明する、
みたいなやつあるじゃん。それのAさん役をやってるイメージ。
「丸が二つあります」だと雪だるまみたいな?ついてるの離れてるの??てなっちゃうけど
「一つの丸の中にもう一つ小さめの丸があります」だとドーナツ型だなってなるじゃん、
そういう風に、なるべく誤解がないように…というのは意識している。

そしてとても大事なのが小説として美しい文章を書く
ことができたときは、良い作品が書けたな〜となる。(自己満)
伝言ゲームで誤解のない文章は大事なんだけど、
それが一番の目的なんだったら漫画として図解すればいいわけで、
絵が描けないから劣化版としての小説、となってはいけないんですよ。
小説が小説としての良さを発揮できるような文でなければ意味ないんですよ。

「大石くんの前髪が揺れていた。」だけだったら。
絵で大石の前髪を浮かせて「ヒラヒラ」って効果音つける方が表現として上ですよ。
なんならアニメーションでたなびかすのが最強ですよ。
「今が春だと思い起こさせるようなあたたかな風が私たちの間を通り過ぎて行った。
 大石くんの顔を盗み見ると、この風を堪能するような柔らかい目線が
 ふわふわと浮いた前髪の下に垣間見えた。」とか。
「大石くんの前髪が揺れていた。私の心も揺れてしまった。」とかね。
これだけでめっちゃ小説としてクオリティ上がった感じしない?する!(断言)
このように、漫画やアニメじゃできなくて小説でしか表現できないことを
入れられることは強く意識している。
小説は漫画の劣化版じゃねぇ!(たまにそういう扱い受けるの不服である)



Step 7. 読み返して最終修正を入れる

めちゃくちゃ大事!
一場面一場面書いてるときはなかったはずの違和感が
通しで読むと芽生えたりするので微調整する。(削ったり加筆したり)
あと私がよくやるのは「大石」と「大石くん」が混在してたりするw
それから普通に誤植とかある。



Step 8. 題名をつける

たまに書きながら「タイトルこれにしよう」って舞い降りることもあるし
極稀に「こういうタイトルの作品書きたい」ってこともあるけど、
9割方思いつかないまま仮タイトルで保存しておいて
アップする直前に読み返してタイトルこれでいっかなってつける。
大抵の場合、そうやって頑張って考えたやつより
稀のパターンでぴょいっと舞い降りてきたやつの方が良いタイトルなんだよね…。
小説の内容もタイトルも舞い降りが最強…。



Step 9. 完成!


これであとはソフト使ってhtmlに落とし込んでサイトにアップします。
最近は気が向いたらついったで宣伝するけど人知れずしれっとアップしてることも多(笑)
完成からアップまでは、即日のこともあれば最長一年くらい放置することもあるかな。
(いえね真夏なのにバレンタインネタ閃いてしまったとか、
 更新すんのめんどいから大石誕にまとめて上げればいいやとかw)



最終的にこうなりました。
『サンキュー!』完成版



ちなみに、これくらいの長さだったら目安1時間弱くらいかなぁ。
今回はメイキングも同時進行したので3時間以上かかってますがw




どうですか?参考になったかな??たぶんならんな!(笑)

書きながら気づいたけど、相当舞い降りに頼ってるんだね私…。
うーんもしも参考になったとか私はこんなですとかあったら拍手とかで教えてください。

(よく神絵師様のメイキングで「なんでやねん(どうして前段階からそうなった)」ってなること多いけど
 たぶん感覚でやってらっしゃるんだろなってのがわかった気がするよ…
 「この角度で光が当たってこの部分が曲がってるからこう皺ができて…」とか考えてなくて
 「そういうものだから」って感じでふふんと描けたりしてるんだろな……
 そういう意味では私も小説でそういうことやってるのかもしれん)

っていうか長いな!文字書きは文章を書くのが好きなんだ!ごめんな!てへっ!
ここまで読んでくださった方がいたらありがとうございました!





そんな感じで今後も小説書いていきますしサイト運営も頑張っていきますよ。
次のキリ番は正当にいくなら40万かせめて393939とかだろうけど
そんなのにたどり着くの500年くらいかかてしまうので(笑)、
1000hit単位くらいでも全然受け付けるのでキリ番と思える数字踏んだら気軽にリクエストくださいねw


19年目の●かくれんぼ●も宜しくお願いします!





 

 

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