気まぐれ雑記帳。
< 2009年03月03日(火) > □背中を追いかけよう
** 「お誕生日おめでとうカチロー!」 朝一番にテニスコートでかけられた声。 僕は驚いて瞬きを繰り返した。 「そっか。今日だっけ」 「なぁ〜に寝ぼけてんだよ!」 堀尾くんは僕の背中をばしばしと叩いた。 そっか。今日だったっけか。 親も何も言ってこないし気付いてなかった。 でも今日の夕ご飯は僕の好物が揃えられたりするかな? 「何騒いでんだ一年坊」 「んぁ、荒井先輩!」 3年生がいなくなって、前より更に態度の大きくなった、荒井先輩。 だけど嫌がらせとかしてくることはない。 ちょっと怖い、けど、僕としては結構話しやすい先輩だ。 「コイツ、今日誕生日なんスよー!」 「誕生日?」 じろっとこっちを見た。 話しやす…い…… けど怖いんだけどなぁ…。 「何歳になったんだ」 「へ?」 「歳だよ!」 「あ!」 えーっと、と自分の歳を数えた。 さっきまで自分の誕生日まで忘れていたくらいで そこまで意識が回ってなかった。 「13歳、デス」 「……同い年かよ」 チッ、と荒井先輩は背を向けて行こうとした。 だけど……ん? 「同い年!?」 「あぁ?」 怒ったような呆れたような声が返ってきた。 「オレの誕生日は、今月末なんだよ」 「あ、そっか。だから…」 数字上で同い年になっても 実際は一年分くらい差があるわけだ。 てことは、僕は今、 去年入学した頃に会った荒井先輩と同じくらいだ。 ん〜記憶が上書きされちゃっててわからない。 でも、先輩って、自分に比べてすっごく大人に見えたような…。 追いついたように見せて、 一生縮まらない距離がそう思わせるのかな。 どちらにせよ、僕は明日も背中を見ているんだろな、って思うんだ。 ** こんなとこで終わらせとく。微悲恋っぽいw でも荒カチです。カチ荒じゃないです。 だって↓ 年齢なんて考えればわかるだろうに。 同い年かぁ、とかひとりごとっぽく呟いてみたり。 もうwwwツンの癖して構ってチャソなんだからwww荒井先輩たらwww てなわけでカチロはぴば! 『ストレートじゃなくても』と同じ理論で 実は荒井先輩が一つ学年落として2年生っての閃いた… 今度書こうかなwうぇw でも荒カチ的にはなんの変化もないかぁ… 本日の一言。 せ・い・がく! カチロ萌。 拍手ありがとうございます〜
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