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気まぐれ雑記帳。

 2003年04月20日(日)   10といったら。(&夢 No.018+No.028)


もう両手で数えられる数字ですよ!
(やったぜ、カウントダウン10に間に合ったぜ大石BD!)


そんな訳でただいまです。
無事帰宅いたしました、稲瀬ちひろです。


南ドイツに行ってきたんですがね。
いやぁ、色々と凄かったですよ。

1日目は車内で歌い捲った挙句ミュンヘンの町を彷徨いました。
2日目はノイシュバンシュタイン城。そしてローテンブルグの町を散策。
3日目は犯罪博物館とレジデンツ。

とりあえず記録に残してみる。
詳しいことは以下略。(ぇ



勿論旅の途中でもネタはすってましたよ。
何しろ車移動が多くてね。その間に熱唱してみたりDW(ドリームワールド)に入ってみたり。(こら)

なんてったってバースデー週間だしな。
学校が無いから現実ネタも不足だし。-ε- (オイ)
そんな訳で色々考えたんだよ、コンチクショウ。(何故怒?)

ひょんなわけで、昨日の分も100題書いちゃう。
だってさ、バースデー週間だし。(復唱)


一つ目は『嫌いだよ。』に挑戦。
キャラは言わずと知れた。(だってバースデー/以下同文)

既に恋人の予感。
寧ろ大稲シリーズの設定のような。(逝け)



  ******



「ねぇ、シュウ」

「ん?」


笑顔で振り向いた貴方に、

私はいつもには無い真面目な顔をして。

正面見据えて、言った。


「大キライ」

「嘘」

「……」


間髪入れず切り替えした貴方に、

私はただ眉を顰めるしかなくて。


「…よくそんな自信有りげに言えるね」

「でも、ホントだろ?」

「む……」


それ以上は何も言い返せなくて、

私は不機嫌そうなふりをしたまま

無言でシュウの胸の中に飛び込んだ。


「意地悪なシュウなんて嫌いだー」

「俺も、嘘吐きは嫌いだな」


顔を上げると、そこには見えるのは不敵な笑み。

私がどんな表情をしても、向こうは只管に笑顔で。


「……ゴメンナサイ」

「分かれば宜しい」


胸に顔を押し付けたまま、そう言った。

謝罪の言葉の返事は、

背中に回された手と一緒にやってきた。


好き。すき。スキ。

怖くなるほどのめり込む。

貴方の胸に、溶け込んでしまいたくなる。


いっその事、ホントの気持ちで

『嫌いだよ』なんて言えたらな。


そんなことを心の中でこっそり考えながら、

温もりを全身に感じてそっと目を閉じた。



  ******



微ダーク。いや、全然大したことないけど。
ダークと見せかけても甘々なのがこのシリーズの特徴。(待てや)




二つ目はレモンの飴玉』で。
キャラは以下略。



  ******




チャイムが休み時間の終わりを告げた時、

なんとなく口元が寂しくなって、

飴玉を口に放り投げた。


「こら」

「――」


振り向くと、そこに居たのはうちのクラスの学級委員。


「なにさ」

「もうすぐ授業が始まるのに、今何か食べただろ」

「…バレち?」


飄々としている私に、その人は溜め息を吐いて。

隣の席から首を傾げて呆れたような顔をした。


「一体何を食べてるんだ?」

「…ハルスボンボン」

「はぁ?」

「ちなみにツィトローネ」


全く意味が分からない、という表情をするその人を他所に、

私は涼しい顔して飴を舐め続ける。


甘いんだけど、顔を顰めたくなるほど酸っぱい。

コロコロと飴を舌で転がしながら、

不思議そうに首を傾げる貴方を眺めた。


甘酸っぱい恋。

…なーるほどね。


飴の包み紙を、ポケットに押し込んだとき、

丁度先生が教室に入ってきた。




  ******




また『sunny-side up』とリンクしてるのかしら。
どうもこの設定が好きなようです、私。

主人公が偶然レモンの飴を持ってて、
そのことに偶然気付くのが愛しい人だとしたら、
それは偶然でもなんでもなく、
これ即ち甘酸っぱい恋なり…という話。
分かりにくいぞ、笑。(私も今これ書いてやっと納得した/いつもそうじゃん)



何故かシリーズ化知ったかドイツ語講座。



というフォローを入れなきゃ何も分からないことに気付く。(痛)



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