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■ これでいいのかは、謎だけど。5
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ココのあらまし説明をつけてみました。
初めての方・概要を知りたい方などは、
>>コチラからどうぞ。
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******* 『手に入らないし。』
結局アタシは、 何ゆってるの!そーいう問題じゃないでしょ。 と、 ごまかすしかなかった。
アイツは、 彼女を好きだった。 何年も付き合ってきて、 何回も分かれたり、でも、戻ったりして、 ケンカもして、だけど、 確かにお互い思いあっていた。 4年間の遠距離恋愛だって、 そうやって続いてきて、 あたしはずぅっと、 その始まりからずぅぅっと、 見てきた。見ていた。 そんな位置にいた。
アイツはゆう。 彼女とは、うまくいかなかった時のために、 自分の中で5%の余裕を作っていて、 ダメになりそうなときは、そこに逃げていたんだと。 自分が傷つかないように。 だけど、アタシに対しては、 その5%をつくってなくて、 だから、えぐれた、んだと。
でも、アタシは、 ちがうと思っている。 彼女に対しての5%の中で、 アタシが100だっただけじゃないかと。 正確には、100でもないきがするけど。 自分を守るために作った5%の中に、 そこにアタシがいて、 あいつにとって、 まさかアタシが、 自分を切り離すことに承諾するなんて、 考えてもいなくて。 だから、この前みたいに、 「もう、連絡とるのやめる」 と、ゆったって、 ココロの中のどっかでは、 アタシがそんなこと承諾したりしないって、 そう思っていたんじゃないかな。 必死で引き止めて、 必死で言葉を探す。 そんな、いつものようなアタシが、 そこには、いると、 疑っていなかったんじゃないかな。
だから、
その予想が大きくはずれて・・・
彼女とアタシが、 別々で100づつアイツのなかにあったなんて、 考えられない。 彼女への100のうち、アイツのつくった防衛スペース5の中で、 アタシが100にちかかっただけだと思う。
おなじ100でも、意味も大きさも、ぜんぜん違う。
でもアイツは100だという。 アタシを彼女と同じ100だという。
馬鹿だね。
そんなの、ありえない。
それは、アタシが一番よくわかってる。
だんだん、 本当に腹がたってきた。 それは、アイツになのか、自分になのか。
アイツのほしいものはしっている。 アタシが何をゆえば、笑うのか。 どんな言葉をまっているのか。 どんな態度を、待っているのか。
でも、それは出来ないもの。 出来ないんだもの。
なのに、 やっぱり、完全に切り離すこともできずに、 こうやって連絡してしまう。 電話したって、 アイツのゆってほしい言葉はいえない。 だから、電話口で押し黙るばかりになるくせに。 何もできないのに、 何か出来たら、なんて思う。 アタシは身勝手で自分勝手だ。
だけど、 だけど、 だけど。
>>続く・・・・・
2004年03月05日(金)
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