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 これでいいのかは、謎だけど。5
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ココのあらまし説明をつけてみました。
初めての方・概要を知りたい方などは、
>>コチラからどうぞ。
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『手に入らないし。』

結局アタシは、
何ゆってるの!そーいう問題じゃないでしょ。
と、
ごまかすしかなかった。

アイツは、
彼女を好きだった。
何年も付き合ってきて、
何回も分かれたり、でも、戻ったりして、
ケンカもして、だけど、
確かにお互い思いあっていた。
4年間の遠距離恋愛だって、
そうやって続いてきて、
あたしはずぅっと、
その始まりからずぅぅっと、
見てきた。見ていた。
そんな位置にいた。

アイツはゆう。
彼女とは、うまくいかなかった時のために、
自分の中で5%の余裕を作っていて、
ダメになりそうなときは、そこに逃げていたんだと。
自分が傷つかないように。
だけど、アタシに対しては、
その5%をつくってなくて、
だから、えぐれた、んだと。

でも、アタシは、
ちがうと思っている。
彼女に対しての5%の中で、
アタシが100だっただけじゃないかと。
正確には、100でもないきがするけど。
自分を守るために作った5%の中に、
そこにアタシがいて、
あいつにとって、
まさかアタシが、
自分を切り離すことに承諾するなんて、
考えてもいなくて。
だから、この前みたいに、
「もう、連絡とるのやめる」
と、ゆったって、
ココロの中のどっかでは、
アタシがそんなこと承諾したりしないって、
そう思っていたんじゃないかな。
必死で引き止めて、
必死で言葉を探す。
そんな、いつものようなアタシが、
そこには、いると、
疑っていなかったんじゃないかな。

だから、

その予想が大きくはずれて・・・

彼女とアタシが、
別々で100づつアイツのなかにあったなんて、
考えられない。
彼女への100のうち、アイツのつくった防衛スペース5の中で、
アタシが100にちかかっただけだと思う。

おなじ100でも、意味も大きさも、ぜんぜん違う。


でもアイツは100だという。
アタシを彼女と同じ100だという。

馬鹿だね。

そんなの、ありえない。

それは、アタシが一番よくわかってる。









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だんだん、
本当に腹がたってきた。
それは、アイツになのか、自分になのか。


アイツのほしいものはしっている。
アタシが何をゆえば、笑うのか。
どんな言葉をまっているのか。
どんな態度を、待っているのか。

でも、それは出来ないもの。
出来ないんだもの。

なのに、
やっぱり、完全に切り離すこともできずに、
こうやって連絡してしまう。
電話したって、
アイツのゆってほしい言葉はいえない。
だから、電話口で押し黙るばかりになるくせに。
何もできないのに、
何か出来たら、なんて思う。
アタシは身勝手で自分勝手だ。


だけど、
だけど、
だけど。


>>続く・・・・・




2004年03月05日(金)
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