*ブルーノイズ*
aoi

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 ゆびさき。握りしめた夜。3
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ココのあらまし説明をつけてみました。
初めての方・概要を知りたい方などは、
>>コチラからどうぞ。
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言葉と想いと方向性を考えるとき、
そのすべての受け止め方が、
ずれている。

アタシと、アナタ。

aoiと、旦那さま・・・




静かに玄関を出てムカった先は、
カレラのいるところだった。
カレラの家。
偶然、
昼間にカレもそこにいるってことを、
何気なく知っていたし、
ほかにいくところなんて、なかった。

一人でコンビに行こうかとも思った。
それでいってかえって。
それでもアタシの頭は、
冷やされないきがした。

一度玄関をでたら、
帰ってきたら、笑顔でいたかった。
何事もなかったかのように、
普通になれる自分になりたかった。

でなければ、

外になんて出た意味はない。

そう思っていたから。

そのため?にか。
人と話したかった。
誰かと話したかった。

そこで頭にうかんできたのは、
『カレラ』の家にいくこと。


カレラといっても、
つかちゃんや、ケイの家。
歩いていけば、
30分くらいでつくとこだから。
これまた偶然にも、
アタシは数日前、つかちゃんちに忘れ物をしていたから。
それをとりにいこうとおもった。






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そう知っていたのも、動機のひとつ。
でもだからって、
泣きつきにいきたくはなかった。
それは自分があまりにも、
陳腐なきがしたから。

おいてきたものは、
原付だから。
忘れ物は、原付だから。
家のなかにはいらなくてもいいから。

だから、
つかちゃんちにいっても、
だれにもあわなくてもいいかな、っておもった。

誰かと話はしたかったけど。
カレラと話はしたかったけれど。
カレと。
話はしたかったけれど。


>>続く・・・



2003年03月12日(水)
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