ブツブツ独り言
声らしきものが聞こえたのは、かなり前方だったような・・・。 川のせせらぎの音で聞こえなくなった。 前方を注意深く観察した。 コンタクトが新しいからよく見える。 こんな時は見えなくて良いのに・・・。 と思っていると 木陰の隙間から白いふわふわしたものが見えたような気がした。 霊感は強くないし、薄暗いとは言え昼間。 しかもその類は全く信じない俺。 とにかく、そのふわふわがなんであるか確かめたく、歩を早める。 近づくにつれて、前方で見え隠れしているのがハッキリわかった。 右に大きく曲がったところで見えなくなった・・・。 見失うわけにいかない。 俺はその角まで走った。 が、曲がった瞬間、
その白いふわふわが目の前に・・・・、
「え~~~~~~~~~~~~~」
「マジで~~~~~~~」
オバチャンが座って、タオルを振り回している。
「こんにちは!! 」 って、のんきそうな顔で俺に声をかけてきた。
「こんにちは。 鏡沼に行かれるんですか?」 仕方がなく聞いた。
「はい・・・。やっぱり山の中は虫が多いですね。虫除け持ってます?」
って、おい! タオルで虫を追っ払っていたんかい!! 笑えた・・・。沼に着くまでおかしくておかしくて・・・。 まるでコントのオチのようで、こんな事ってあるんだな(爆)
で、昨日の悪天候のリベンジ! 今日は快晴~~~。 朝、張り切って出かけた。 昨日のオバチャンは行ってないだろうな(笑)
快晴の沼を見た! 言うこと無し! 言葉に出来ない!
oyazy
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