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past will
→ カミングアウト。 |
2001年03月28日(水) |
私はいろんな意味で「優等生」だった。
周りの人(親、友達、先生等)の期待を裏切らないように 慎重に慎重に生きて来たように思う。 その反面、そんな自分に疲れてたのも事実。
20歳前にとある事件から、崩れた。 まだコウヘイと付き合う前。 その「事件」とは、ほとんど人に言った事がない事。 でももう私の中では時効だ、という思いと その柵から抜け出したい思いとで、カミングアウトします。
見つかったのよ、万引きが。
なんだそんな事か、と思う人と 嘘!?と思う人がいるかもしれないね。 私の中で何が事件だったかというと 見つかった事で、母親に「優等生」という殻をかぶってた私を 知られてしまった事が事件だった。
その時の母の顔を忘れられない。 ドラマとかでいう「まさかうちの娘に限って」という表情。
「私実は常習犯だったのよ」 。。。さすがにこの台詞は言えず 店の人にも、もちろん母にも「初めてだった」と嘘をついた。 でも、「優等生」の方が嘘かもよ、と心では思った。
自業自得とはいえ、しばらく笑えなかった。 誰にも言えなかった。 母は父に言ったんだろうか?と思うと 父の顔も見る事が出来なかった。
どうしてこんなことを書く気になったかと言うと このことを初めて話した友達から電話が来て あの時の気持ちを思い出したから。
それというのが前にもこの日記に登場してるケンジで、 どういう反応されるかドキドキしながら告白した自分に 彼は「俺もよくやったわ、万引き!でも見つかったらダメだな、うまくやらんと」と笑い飛ばした。
正直、その言葉に救われた自分がいた。 「優等生」じゃない自分をさらけ出せる人に出会えたんだ、という思いで。
それからの私は気楽に生きてる気がする。 すごく単純だと笑うかもしれない。 でも他の人から見たら小さな壁のようなものでも 私には絶対に超えられない壁に思えていた。 それをケンジが手を取ってくれたお陰で 私は軽々と乗り越えてしまえたように思う。
そして今またネットという場を借りて 自分の荷物を下ろす事が出来た。 「優等生」な私をスッカリ取り払えた気になれている。
もしかすると こんなことこの場で書く事じゃないかもしれない。
でも、日記を読んでくれてる人がどう思うか、なんて 今の自分には考えられない。 ちょっとした懺悔であり、それによって救われたい自分を 正直に告白します。
ここまで、読んでくれてありがとう。
こんな私の日記でも これからも読んでいってくれる人がいるのならば とても嬉しく思います。
ケンジは私にとってほとんど連絡も取らないヤツだけど ピンポイント・いいタイミングで支えてくれる良き友人です。 決して彼は優等生じゃないけどね(笑)
今こんな話を日記に書く事で 私は皆さんに「平気だよ〜」とか 「もう昔の事じゃん」という言葉が欲しい訳じゃないんです。 ただ、ただ、聞いて欲しかった。 いつも正論ばかりをふりかざしてるような自分じゃない、 もっと違う「私」がいる事を心に止めて欲しくて。
時々ね。 私も堕ちるんだ、なんとなく。 特に理由もなく、なんとなく。
で、そういう時にこの場は本当に救いです。 文章で書く事でこんなに気持ち良くなるなんて、というぐらい。 ある意味マスターベーションなんです、この日記は。
第3者に読まれている、ということを 本当は忘れちゃいけないんでしょうけど。
もちろん、ヨウにはほとんど話していて それでも笑っていた事も書き留めておきます。
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