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past will
→ 過去の話。〜計算高い女 |
2000年08月26日(土) |
あれから。 私の思いはブレーキがかかるどころか 次の日も偶然が重なり、一緒に夕食できたり 彼の車で買い出しに二人で行くことになったり、と なんだか嘘みたいにラッキーなことばかり続いていて その度に「いつも隣りにいれるのが私だったらいいのに」 と思うようになった。 彼の片思いを応援していた自分は消えてしまっていた。 ゴメン。本当に君のことが好きでしょうがないわ。そう思った。
そしてその電話は突然に。 バイトで一緒に働いてる女の子で、 嶺田さんって人から 「太田くんの電話番号って知ってる?」といきなり聞かれる。 つか、あなたから電話がきたことが初めてでビックリしたっていうのに 内容聞いてますますビックリよ。「彼女とかいるのかなぁ?」だって。
まず。
どうしてそんなに親しくも無い私に電話をしてきたのか。 そしてどうしてそういうことを私に質問してくれるのか。 謎だらけだったんだけど とりあえず「電話番号は知ってるけど教えるのはちょっと」と。 「友達だし、彼に電話して彼の方からあなたに電話してもらうってのは、どう?」ということに。 男の子にしろ、女の子にしろ、そんなに仲が良かったわけじゃない人から 教えたはずの無い電話がいきなりかかってきたらビックリするでしょう。 私の電話番号は中学校の時の卒業アルバムに載ってたらしい。 彼女・嶺田さんとは中学校の同級生だったから。 しっかし。 太田がY市に引っ越してもうすぐ2ヶ月。 時々バイトに来てはいたけど、さすがに距離の為その頻度は下がってる。 彼女は太田のこと好きでいたのかなぁ、ずっと前から。 そう考えたら、私の方が幸せだったかもしれないなぁ、なんて。 そんなんで、かなり久しぶりに太田に電話する。そして内容を伝える。 「え?嶺田さんに電話しないとダメなの?」って反応、もっともです(苦笑) ゴメンねぇ。でも、一応してあげてくれぇ。 片思いしてる時ってね、そういうことだけで幸せ気分になれるのよ。 「とりあえず電話すればいいんでしょ」 「じゃあさ、今度こっち来てよ。みんなで飲み会開くから」 「本当?じゃ、車で迎えに来て」 「はぁ?電車で来なさい(笑)・・・時間あったら行くよ。しょうがない」 なんて普通の会話をしてる自分がおかしい。 確かに彼は「好きだった人」のまま。だけど「だった」と過去形になってる。
成り行きとはいえ、太田と嶺田さんを囲んで飲み会を開くことに決定。 別に二人をどうこうしようとは思ってない。 実際太田はそんなに嶺田さんを好きなわけじゃないらしいし、 当然彼女ともうまくいってるし、単にみんなで飲みたいらしい。 引越ししてから、こっちの友達とかともなかなか遊べないし、というわけで。 私は。あんなに好きだったはずの太田をダシに使ってるかもしれない。 この話しをすぐ羽村くんに持っていったから。 誘いたかった、というのが一番だったけど、 できれば一緒に話を進めることで 電話をする理由も話しを持っていく理由も出来るから。
「こうこうこういうわけでさ、 太田をこっちに呼んで飲むことになったんだよ」
「え、太田くんのことを好きなのかな、嶺田さんって」
「そうなんじゃないのかなぁ」
「へぇ。わかんないもんだね」
「で、飲み会セッティングするんだけど、幹事やらない?」
「え。俺?」
「つか、私と。私は女の子集めるから、羽村くんは男の方お願いしたくて」
「ああ、そういうことならいいよ」
「本当??じゃ、これから作戦決行ね」
・・・みたいな。彼女からの電話で、 また私は彼と一緒に幹事をする、という名目を作る。
んだけど。 どうなのかしら。
彼は私と太田のこと知らないし。 ・・・知ってたら「最低な女」と思われちゃうだろうな、と思いつつ。 でも知られることも無いでしょう、なんて気楽に思えたり。 乙女心は大変なのだ(謎) ま、彼女の電話のおかげで羽村くんとまた繋がれた気がしたのでいいのだ!(・・・いいのか?)
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