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past will
→ 過去の話。〜グルグル |
2000年08月18日(金) |
だいたいY吹の練習は9時ぐらいまでで終わるんだけど 練習後に少し自主練習したりみんなで雑談したりで 10時近くまでダラダラしてしまうんだけど、 その日の私は全然落ち着かなくてチャタコにも「落ち着けって」と言われる始末。 そんなこと言ってもさぁ・・・。
で、約束の場所に彼は時間どおりでやってくる。 当たり前のように私の車の助手席に座ってくる。 ・・・初めての二人の空間だっていうのに、なんなのこの落ち着きは? もち、落ち着いてるのは彼だけで、私の方は全然。 「コンビニ寄ってもらって良い?」 ご飯も食べないでの練習だった私はもちオーケー。 ただ「ごはん、作ったから買わないでね」と太田。 ・・・初めてかも。男の子にご飯作ってもらうの(笑) 期待しないで彼の部屋に行くと、なにもないカンジのキレイな部屋だった。 そして「ちょっと座ってて」と言われるままに座ったものの 台所で何やらやってる彼が気になり見に行くと・・・ハンバーグだよ!(笑) そしてなぜか味噌汁とご飯がある。 美味しく頂いて、他愛も無い会話をする。 ドキドキしたし、楽しい。 けど。 「シャワー浴びる?」 そういう彼の一言に心臓が止まりそうになる。 ああ、やっぱり泊まってく、ってことはそうなんだよねぇ・・・ なんて頭が真っ白になりそうなのを抑えるも、 とても初めて来た家でまっ裸になれない自分がいて 「いや・・・先入っていいよ」というのが精一杯だった。 そしてそのままひいてくれた布団に入る。当然一組だけで。 彼のシャワーの音を聞きながら目を閉じる。 もう戻れない。このまま先に進むんだから・・・!と思ってるのに 実際彼が上がってきて普通に私の隣りに入ってきた時はさすがに硬直した。 「電気消すよ」そう言われたんだけど、消した後も他愛も無い話が続いて。 私は初めて二人きりで会った今日、 いきなりそういう関係にはなりたくなかったし なにより体だけの関係になってしまうんじゃないかという恐れはやっぱりあった。 強く抱きしめられて首筋にキスされてる時も そういう思いだけが頭をグルグル駆け巡るから、私は固まったままだった。 太田は「俺の事好き?」としか聞かない。 私が頷くのを確認してまたキスをする。 決して私の事を「好き」とは言ってくれない彼。 それが彼の答えなのかしら?
結局さ。ダメだったの。 私の中のなにかがストップさせるみたいに。 彼も強く求めていたわけじゃないけど、 下の方は準備万端っていうの?(苦笑) 彼を腕枕に私は目をつぶる。 彼女がいる人、はダメだ。 どうしても彼女がちらつくし、逆に自分が彼女の立場だったら嫌だから。 「こうやって彼女も抱くんだな」なんて冷静に考えちゃう自分が嫌で。 一睡も出来ないまま、朝を迎えてしまう。 自分の中で越えられない一線だ。勇気が出ないのか。決心つかないのか。 大好きなのに。太田の事好きでしょうがないのに。 一度でも。嘘でも「好き」だと言ってくれたら、それで良かったのに。 ・・・また私は自分以外のところに理由をつけてしまった。 1限から授業の彼を見送って、私も帰る。 そのまま大学へは行けないから家に帰ってシャワー浴びると2h爆睡だった。 眠れなかったよ、彼の隣りじゃ。 だけど、少し後悔もしてる。 体だけの関係でも、繋がっていた方が良かったかもしれない、なんて。 私はこれからどこへ向かって歩くんだろう・・・。
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