窓のそと(Diary by 久野那美)
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街の中や外を散歩するのも、お店を見て回るのも好きなんだけど、 でもだいたいのものを私は通販で買う。 特に洋服はほとんど。 お店のひとと話すのが苦手なのだ。
お店が仕入れて並べてくれているものを買うかどうかもわからないのに見せてもらってるんだから、最低限、礼儀も会話も必要だと思ってる。 でも、あれは会話なんだろうか?
何を疎通したくて話しかけるのかさっぱりわからない。
「こちら、色違いになります」 「こちら、ブラックになります。」 「こちら、スカートになります。」
何を答えればいいのだろう。
「そうでしょうね。」と言えばいいのか。、 「ええっ?!ほんとうですか?」と驚けばいいのか。 「なりませんね。」と否定してみればいいのか。
どう答えても不条理劇になる。
それに。必需品じゃないものを、楽しみで眺めて、選んでるときって、リラックスモードで放心状態になりませんか?(私だけ?) 突然話しかけられると突然引き戻されたような(どこからだろう?) びっくりして、息が止まりそうになる。すごく健康に悪い。 いつどこから話しかけられるかと思うとドキドキしてゆっくりできないのです。
CDの試聴してるときとか、書店で本を選んでるときとかに 「こちら、AKBの新曲になります。」とか 「こちら、上巻になります。」とか 「この作者、人気なんです〜。私も別のシリーズを持ってるんですよっ!」 とか、後ろから声かけないと思うんです。
なぜ洋服屋さんの台詞はあんなに変なんでしょう。
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