窓のそと(Diary by 久野那美)
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2001年05月14日(月) |
日記なのに来週の日曜日のこと |
私は5月がくるたびにひとつずつ年をとります。
そのせいか、5月の空がいちばん、静かでゆっくりした色をしているような気がします。誕生日だからといってもパーティをするわけでもないし、もういい年なので宣伝するのもちょっと気が引けるし、この時期わりとみんな忙しそうだし、毎年こじんまりと過ごしてるのですが、やっぱりなんだか改まった気持がします。 何年前のこの日はこんなことしてたよなあ、といちいち覚えている日なんてほかにそうそうあるものじゃないし。年をとるたびにそんなひそかに特別な思い出が増えていくのはちょっと楽しい。そのときどきでそれぞれにばらばらにあったはずの出来事が、今を拠点に振り返ってみると不思議と運命的につながってみえてきたりして、なかなかおもしろい。 時計でいうと12の場所に針がきて、毎年一瞬だけ「今」というゼロの時間を意識します。
5月20日は、今年はひさしぶりに日曜日。 どうかお天気で、きれいな空が見えますように。
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