もちろん、亀田親子は嫌いだ。
世界中の注目が集まるはずのタイトルマッチを台無しにしてしまった。簡単に啖呵を切るのはいいが、切腹という人の生き死にに関する言葉を、たかがスポーツの一ゲームで取引に使おうとする浅はかさがたまらなく嫌だ。
だけど、思い出してほしい。
亀田親子が、TBSで取り上げられ、追っかけ取材が始まった頃のことを。
一つの目標にまっしぐらに向かって亀田親子が真剣に取り組む様子を見て、正直、俺は心を打たれた。今の世の中、これほどに子育てに熱くなれる親がいるのか?と思った。たとえば、卓球の福原愛やゴルフの宮里藍と同じような取り組みが、ボクシングの世界を目指す亀田親子によってなされている。そんな印象があった。
テレビ向けの演技として、彼らの言動もエスカレートしていったのだろう。いつのまにか、長男のタイトルマッチの頃からは、ヒールとしての役割も担うようになっていった。
ところが、である。
こともあろうか、やっと挑戦権を得たチャンピオンに対し、謙虚に向かうどころか、試合前には暴言を吐き、大事な試合では反則行為を繰り返し、お金を払って見てもらうプロの試合を台無しにしてしまった。
ボクシング界が怒るのは当たり前だ。
ただでさえ、人気凋落傾向で、世界タイトル戦でもスポンサーがつきにくくなっているというのに、とんでもないことをしてくれたのだから。亀田親子のヒール人気を借りて、少しでもボクシングの商品価値を上げたいと思っていただろうに、完全に裏切られた形になってしまった。
亀田親子のプロデュースは、いったい、どういう馬鹿がやったんだろう?
せっかくの才能を、幼い頃からコツコツと積み上げてきたものを、葬るのはとても簡単なことだ。
次に探すヒーローは、こんな悲劇にならないことを祈っている。
※一部の方から、昨日の日記は手抜きじゃねえか?と指摘があったけれど、さにあらず。あれだけのリンクを作るのは、いまの俺の環境だと時間食うのよ。それに、紹介したCDは、全部、すごくお薦め。名盤ばかりなので、まだ聴いたことない人はぜひ。
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