瑞枝選手からのエントリーを11月25日に星瑞枝ファンに掲載した。
怪我したのが9月13日。10月15日に帰国して検査。その後、10月21日の隆裕の結婚式を挟み、11月14日に手術。怪我から手術までは約2ヶ月のタイムラグだった。
彼女からの携帯電話への履歴に気付いたのは、10月25日(奇しくも、SPORTLINE.という雑誌にBLUETAG支援アスリートとして公表された日)だった。すぐに彼女からの電話には気付いてあげられず、結局、25日深夜になって連絡がとれた。
当然のことながら、彼女の声のトーンは湿っていた。だけど、こちらからかける言葉が見つからない。こんなとき、どんな言葉をかけてよいのやら・・・。
彼女の言葉は、さらに続く。
『春に怪我したときが神様のサインだった』
『次を目指すための試練』
彼女は自分自身に与えられた運命、怪我のこと、スキー選手として生き抜くことを既に受け入れていた。
トップアスリートとはいえ、まだ21歳の女の子なのに。
私は、声を絞り出すことが完全にできなくなってしまった。
【Referer】
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