2004年07月15日(木) |
この際、巨はパへ、セに新球団っつうのは?
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「このままではパ・リーグは解散です。もう一つの合併が進んでいるので、4球団になったら1リーグ制度を。」(堤オーナー)
「1リーグ制度はプロ野球を滅亡させる。」(星野SD)
「1リーグにしてくれなんてことは、オレの方から言ったことは一度もないんだよ。6と5じゃ2リーグでやるしかない。そんなことは当たり前だよ。」
「2リーグ制度にしたのは、正力松太郎氏だ。上り坂にするためにいろいろ提案していかなければいけない。」(渡辺オーナー)
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やっと私見を述べることのできる材料が出揃ってきた。これまでの部分報道だけでは全体が見えなかった。ファン・選手・オーナーのそれぞれの言い分も一理あり、自分がそれぞれの当事者だったら、同じ考え方をするんだろうなぁと思っていた。
野球というスポーツの魅力あればこその論議である。問題は、建設的な意見にまとめあげていくには莫大な時間がかかるはずなのだが、その割に残された時間が少ないという恐怖心が多勢の人々の心の中に潜んでいることにあるような気がする。
近鉄を始めとするパ球団としては、興行的に赤字が続くプロ野球を以前のような親会社の広告宣伝費で落とすというスタイルを続けるのが辛い。だから、全国放送のある巨人戦の仲間に入れてもらいたい。そのための選択肢として、交流試合の導入あるいは1リーグ制というものを求めた。
たしかに、12球団が2リーグに分かれてシーズンを戦う今のスタイルだと、同じカードが何回も繰り返し続き、日々のペナントレースはマンネリ化する。一試合一試合の重みが薄れていくという感じになる。また、読売グループの戦略の内にある巨人というチームの露出が大きいのに比して、パリーグの各チームのそれはあまりにも貧弱である。
では、どうすればいいのか。
パ各球団の真意としては、現時点でメディアインフラを最高に活用し得る巨人の存在を利用したいということなのだから、利用できるようにしてあげるべきだと思う。
もちろん、ライブドアの提案書のようにネット配信云々ということも考えられる。日々革新の続く業界の提案だけに、その他のアイデアも斬新だし説得力がある。だけど、受け手側、ファン全体がそこまで成熟しているとは思えない。ウチの親父(CS放送にハマッテル。)がネット配信にハマルためには、もっとハード・ソフト両面の使いやすさが向上しないとダメだと思う。
なので、儲かるとされている巨人戦をパ各球団に組んであげる工夫が必要だと思う。
そして、その組み方なんだが、シーズン当初にくじ引きで決めるっていうのはどうだろう?そこに前期・後期を組み合わせてもいい。プロ野球の興行のフィナーレが日本シリーズなんだということに定義づけるのであれば、組み合わせを変えたリーグ戦っていうのが一番面白いと一ファンとして思う。セリーグ各球団は、巨人戦の既得権を主張するだろうから、こんなことは実現しないと思うけどね。
セリーグの他球団に叛旗をひるがえされた渡辺オーナー、この際、リーグ離脱して、パリーグに移ってみるっていうのはどう?で、ライブドア球団がセリーグに加盟。こんなストーリーもプロレスチックで面白い。
【Referer】
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