2004年05月17日(月) |
ジャイアンツ戦が休みなので。
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毎日毎日、ホームランの出ない試合がない、読売ジャイアンツ。プロ野球各球団の4番バッターを集めた重量打線は、その期待(?)に応え、ホームランを量産する。ホームランは野球の花である。お客さんの多くは、プロの飛距離に期待して観戦に行っていることだろう。
10年前だったら、テレビ的にも面白かったに違いない。役者が勢揃いで、どこからホームランが飛び出すかわからない。ナイター中継から目を離すことは、決してできなかったと思う。
だけど、ホームラン打者は、清原だけでいい。以前、東京ドームで清原の試合前練習を見たとき、思った。清原の打ったボールは、とにかく上がって上がって飛んでいた。
清原に比べると、松井なんてホームランの打ち方がわかってないと思った。あの頃の松井の打ち方では、バックスピンがかかりにくかったのである。もちろん、松井は、当時も現在も、現役最高峰の選手の一人であるということに異論はない。ただ、清原とはタイプの違うバッターだと解釈している。ニューヨークヤンキースでの松井の扱いが本来の姿だと思う。
メジャーリーグ中継が日常に溶け込み、『ベースボール』とは何たるかを体感しつつある現在のプロ野球ファンに、果たして重量打線の魅力は届いているのだろうか?清原と松井の対比があった頃までが、観るに値する野球放送だったような気がする。
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