エースが戻ってこないまま、県大会本番を迎えることになった。残されたメンバーで北海道を目指し走るしかない。
エースだったアスミ選手は各校のエースが揃う4走を走っていた。4走は、バトンを受けた時点でトップスピードに達していてそのスピードのまま直線を走りきる。このためスプリントの伸びが要求される区間である。 エースを欠いたこのチームは、4走に通信陸上のハードルチャンプのマアサ選手を配した。マアサ選手は、細長い脚が伸びやかに繰り出す美しい走りをする。そして、各校のエースに引けを取らない100mのタイムを持っている。
2走は、直線区間。ここを昨年のエースだったマユミ選手が走る。左右の脚の長さが数センチ違うというハンディキャップがあり、さらに今季はやや不調である。だが、エースのアスミ選手が欠けたことにより持ち前のファイトに火がついた。
3走は、唯一の2年生のマホ選手。3走は、2走がつけたトップスピードをコーナーワークを使って維持するというテクニックが要求される。マホ選手は2年生になって、どんどん伸びてきた選手。彼女が伸びたことによりマリは補欠に追いやられていた。
補欠だったマリは1走を走る。スタートから30メートルまでは、そこそこ速いところに位置しているらしい。ただ後半の伸びがない。なので、1走以外は(?) 補欠落ちする前はずっと1走だったし。
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今日の予選の速報が入ってきた。予選総合3位。先日の通信陸上県大会の優勝チームのタイムと遜色ない。明日の準決勝・決勝で上手くバトンを繋げば、充分、北海道が見えてくる。
※番外 陸上部編 2003 北海道全中への道 中学三年生 陸上シーズンは終わったかも? 地区大会出れるんだって 中越大会は優勝 補欠の運命とはいえ・・・ もうすぐ県中学総体 速報 決勝の日
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