スキーを始めたばかりの小学生の頃、海外で活躍する海和選手に憧れていた。アルペンのワールドカップで日本人初の第一シードレーサーとして活躍した人。海和選手が表紙になったスキー雑誌は、何年経っても捨てることができなかった。なので、今も我家のどこかに存在するはずだ。
海和選手の技術の外見的特長は、当時カッコイイとされていたX脚。女性的なX脚で、交互操作のステップターンを駆使し、ワールドカップの氷のピステを切る。そのイメージを追い、真似をしていた。あんなふうに速くなりたいと思いながら。
そんな憧れの海和さんの話を、昨日、聞く機会があった。
海和さんは、スクール・ホテル・ショップの経営をし、スキーによって生計を立てている。現在のスキー業界は、とても厳しい状況にあって、スキーブームが重なったバブル時の半分以下だ。この状況に非常に危機感を感じている。自分がやってきたスキースポーツが若い人から支持されなくなっていることを変えたい。そのために、、、
さすがは、世界の海和さん。極めた人だけが語れる言葉がある。元気の素をもらった。
私がやれることは、この地域で子供たちがスキーに親しめる環境を維持する手伝いを続けること。スキーブーツを履かない日のない冬がもうすぐやってくる。
【過去のエントリー】
【Referer】
|