我が家は、一階と二階にそれぞれトイレがある。両方ともシャワートイレなのだが、とても古い代物で、ノズルからでる水の勢いは、導入当初に比べ落ちているような気がする。原因は、多分、水源にあるのだと思う。細かい砂を含んだ水を飲料水を含む生活用水に使っているため、ストレーナーをくぐり抜けたゴミがノズルの先端に詰まっているのだ。
時間に余裕のあるときは、ソフトな感触でゆっくりと洗浄するのもいい。しかし、忙しい朝、ゆっくりと便器に座りつづけることばかりもしていられない。
トイレのほかにも、家の中で直したいところはたくさんある。でもできない。理由は、一つには、費用対効果のこと。自分自身の経済的理由である。もう一つは、所詮、この家は親の所有物であるということ。親の所有物であるがために、修復にもお伺いをたてねばならない。
このお伺いをたてるのがとても嫌だ。10年前、前職を辞し、親と同居するためにこの家に帰ってきた。そんな孝行息子に対し、過去に、奇行が続いていた弟の問題に関しての諍いの末、「この家は、おまえの物じゃないのだから出て行け!」と言われた。冗談じゃない(!)と思ってはみたが、耐えがたきを耐え、今に至っている。
今日は、休日出勤した会社のシャワートイレを使用した。ノズルから繰り出す水の勢いが違う。
すっきり爽やか。
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