2006年10月14日(土) |
最近、つくづく思うのだが |
空手の昇段級審査
うちの会は
秋に定期昇段級審査
春に特別昇段級審査が開催される
秋の定期昇段級審査は、まあ、普通に練習に参加していたものならば、誰でも受験資格がある。一応、入会後半年間以上の練習経験がある者との但し書きは付くが。
春の特別昇段級審査は小学校新一年生が、一年間練習をして二年生になるときに受ける場合と、もう一つ重要なのは 秋の定期昇段級審査で、90点以上の高得点で合格した者のみに受験資格を与える正に「特別」昇段級審査なのである。
で、先週は定期昇段級審査であった。
なので、一応、練習に参加していれば受験は出来る。
受験は出来るのだ。
何度も言うが
受験は出来る。
が、それが合格するのかどうか。
これは本人の努力次第である。
受験したから必ず合格できると言ったような甘いものではなく
やはり練習をまじめにやっているかどうかで
明らかに差がつく
それは年数を重ねるごとに大きな差へとつながり
最終的に食う者と食われる者との関係へと昇華していく
まあ、それはしょうがない
本人にやる気さえあれば何とかなる
と
思っていた
が、
最近
恐ろしいことに気が付いた
なんというか
やる気があっても、こちらが一生懸命指導しても
全く出来ない人間がチラホラ現れてきている
大人も子供も同じであるが
子供の場合は未知数であり、まだ、将来、いつ化けるか期待は持てる
が、
大人の場合深刻である
もう、空手をやって10年の人間がいるが、一向に上達しない。
上達の気配すら無い。
微塵も無い。
子供でも多いのだが
自分が考えたとおりに体が動かない人間が増えたような気がする。
例えるなら、運動会で子供に格好いいところを見せようとして頑張った途端にすっ転んでしまうお父さん的な
非常に無様な醜態を晒す
運動会のお父さんが何故転ぶのか? メカニズムは非常に簡単で、昔出来たことが脳に残っており、脳はそのまま体に指令を出す。しかし体は言うことを聞かないため、そのギャップによりバランスが崩れ転んでしまうのだ。
だがしかし
空手ではそんなに難しいことを要求していない
単純な突き、蹴りですら、満足に出来ない人間が非常に多くなってきている
いわゆる「運動オンチ」であるが、それ以上に根が深いような気がしてならない。
指導者の問題か?
ゼロとは言わないが可能性は極めて低い。
同じように指導しているのである。
誉めて乗せる子、叱って頑張らせる子、理論的に説明して納得させる子、ゲーム感覚で動かす子。様々なタイプにあわせて様々な指導を行っているが、それらのどれをやっても出来ない子がいる。
つまり、何度言っても出来ないのだ。
聞く能力が無いのか?聴力不足とかそういうものでは無く、自分に都合の悪い言動を脳へ伝えない自動シャットダウン装置が聴覚から脳への伝わりの部分にあるのか?
そうとしか思えないのだが・・・
注意する→その時は出来る→目を離す→元に戻る→注意する→その時は出来る→目を離す→元に戻る→注意する→その時は出来る→目を離す→元に戻る→注意する→その時は出来る→目を離す→元に戻る
永久ループである
無限ループ恐るべし
と言うか
修正しなければ出来ないままなので一次元で簡潔となる
それはそれでいいのかな??
多分、病気の一種であり、一般の素人には手出しの出来ない重病なんだろうな。
後、50年もすりゃ、ちゃんとした病名も付いて、保険で直せるようになるのでしょうね、ハイ
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