2002年05月23日(木) |
嫁さん最強伝説その2 |
最近、暑くなりましたね。過ごしやすい季節ももうそろそろ終わりですが、夏は苦手です。 ってか、太陽が苦手なドモンです。 皆様、こんばんは。
えー、唐突ですが、今日は「嫁さん最強伝説その2」をお送りいたします。
日本拳法の嫁さんと同じ道場に通っていた生徒さんで、Nさん、という方が見えました。 このNさん。 身長190cm(! ボクシング経験者で、しかもサウスポー。 武道をやっている人間ならば誰もがうらやむ素材の持ち主です。
ある日のこと、練習中に、嫁さんと組み手を行うことになりました。
これが後で思いもよらぬ不幸の始まりとなるとは、誰が想像し得たでしょうか。
組み手が始まって暫く、嫁さんは相手のNさんの隙を見つけました。 「構えが悪い」 格闘技で「構え」は最も大切で、「構え」てさえいれば、絶対に相手の攻撃を受けない。つまり、「構え」ている限り、相手からの攻撃は全て防御出来なければなりません。 でも、Nさん、 「構えが悪い」 左の脇腹がガラ空きなんですな。 そこへ一閃! 嫁さんの渾身の右回し蹴り! 当然の様に会心の一撃!
身長190cmのNさんが轟沈します。
え?
蹴り一発ですよね?
その日は「痛い痛い」とつぶやきながら何とか練習をこなしていたNさんでしたが、翌週の練習日、Nさんの姿が見あたらない。
「Nさんどうしたの?」
「アバラ折れてたんだって」
道場生一同「ええぇっ!?」
道場生が恐れおののく中、素知らぬそぶりで練習を続ける嫁さん。
道場生の一人が、おずおずと報告します。 「Nさん、アバラ折れてたんですって」 嫁さん一言。
「構えが悪い」
道場生全員コケたそうです。
で、数ヶ月後、骨折も完治したNさん、「いやぁ、まいっちゃいましたよ〜」と脳天気な様子で練習に復帰。 で、早速組み手練習。 またもや、相手は地獄の伝道師、嫁・さ・ん。
組み手が始まり、暫くすると、又、嫁さん思いました。 「構えが悪い」 で、得意の右回し蹴りが炸裂!
バキッ
道場中に響きわたる骨折の音
脇腹を抱えて再度轟沈するNさん。
あぁ、可哀相。
そんな道場生の同情を一身に受けているNさんに、嫁さんが一言。
「直ってない」
どっちの意味ですか!?構えですか!?骨折ですか!?
うわあぁ〜〜〜んっ(泣走
それからしばらくの間、嫁さんは組み手練習の相手が見つからなかったそうです。 そんな嫁さんと結婚した私こそ真の勇者である。
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