針の裏
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飛び込むことと、予防線を張らないことを心がけたら、いい流れの渦ができている気がする。
2023年に、ふたつのお別れがあった。 ふたつめのお別れのあと、気持ちを紛らわすために予定を詰めることにしようと思い立って動き始めたのがきっかけだった。 週に1回は予定を入れようと決めた。人と会うでも、映画などひとりですることでもいい。 その時にいちばん広げやすそうだったのが、元々の趣味の場だった。 人との関わりを持つことが億劫で、ネットの中で続けていた趣味。
手始めに、ちょうどその界隈で有名なKさんのイベントがあったので、思いきって行ってみた。 すると、その方とのつながりができて、以前お話したことのあるMさんもいて、ネットの中で知っていた方の存在も何名か確認できた。
翌日、Kさんに困りごとが生じて旧Twitterで呟いていたので、思いきって駆けつけてみた。 そこでまた新しい方と顔を合わせることになった。帰り際にMさんもいらして驚いたりもした。
この趣味は、毎月のようにあちこちで小さな集まりが開催されている。 それに月1回は参加しようと決めた。 そういった場には、半年ほど前に初めて参加したことがあるきりだった。それが楽しくていい場だったことに背中を押された面もある。
元々残業が当たり前の仕事だし、お休みも調整しづらいので、月1の参加を確保するのも最初は難しかった。自由にできる時間が足りないと感じていた。気力体力だって限られている。楽しいことでも削られることはある。 でも、続けていくうちに、いろいろな人と顔を合わせて、次に場を設ける時にもお知らせをもらえたり、別の場にお声がけいただけたり、つながりができていった。 そして私自身も、いつの間にか時間のやりくりが身についたり、精神的な体力みたいなものが鍛えられていたりしていたようだ。月1回の予定を入れるのに四苦八苦していたのに、いまや当然のように複数回の予定が入っていることも少なくない。 つながりが増えて、いろいろな場や人に関わるハードルが下がった。 思いきりや飛び込む気持ちが必要なときに、前よりも踏み出せるようになった。
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