針の裏
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2017年03月29日(水) |
困った難しいと書いて困難。 |
言葉が、うまく使えないことがある。 歳を重ねるにつれて増えてきた。
こう言ったら重いかな、と表現を削る。 この表現だったら誤解されないかな、と言葉を増やす。 自分の気持ちを表現するのにぴったりだと感じていた文字表現でさえ、推敲に推敲を重ねても、本意じゃないものになってしまうことがある。 どうして。
文字でさえそんなだから、言葉はもう大変だ。 いま私が身を置いている場所には正解があって、私の元々の性質や言葉は正解にそぐわないものが多いみたい。 正解は、私にはつかみ難いもので、なかなかわからない。 そんなことを考えているから、本心を正直に言ってはいけないという気持ちが働いて、本意ではない言葉がつるんと出てしまうことがある。自分の評価が下がる方向の言葉。
出る杭は打たれる、みたいな状態に少し近いようなんだけど、勝手がわからず新参者の自覚はあるので、いまの場所では出ようとなんてしていない。勝手にやったつもりもないし、勝手にやりたいともやろうとも思っていない。自分のやり方を通そうとなんてしていない。そもそも自分のやり方といえる柱もできていないから、やりようもない。 元々はがつがつがんがんやりたい性質だけれど、それができる知識や力量はまだないから、しようなんて思っていないししてもいない。 なのに、なんでそう受け取られてしまうんだろう。
謙虚さが足りないのかな。強気で上から目線なのかな。 全然わからない。 無理はしている。我が強い自覚はあるから、それが出ないように、溶けこめるように。 自分では努力しているんだけど、ベクトルが違うのかな。
そうなると自分で方向性を見出すのは難しいから、誰かに助言を仰ぎたい。 でも、いない。 この人の言うことなら、私が望む答えじゃなくても信じてやってみようと思える上司がいない。 それなりに好きな上司はいるけれど、こういう相談ができる上司はいない。 あと、こういう誤解が生じていると教えてくれた同僚のことも、ありがたいと思えるかどうか、よくわからなくなってきた。 悪い人はいない。でも、明らかに裏表がある。 誰を信じていいのかわからない。ホーム感なんて全くない。
できることをやっていくしかない。
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