一色達夫の日記

2012年04月14日(土) 猪との7年戦争

裸麦の圃場周りの草刈をしていて、猪の足跡発見。
昨日の雨が降った後に付いたと思われる足跡に、ああやっぱり停まっていないのかとガッカリする。
地域の山側に防護柵を張り巡らしたので、猪の行動にこれで当面規制を掛けることができるだろうと思っていたけれど、そうは旨くはいかないようだ。

思い返せば、猪との戦いも7年目にもなる。

人の話に猪被害が出だした頃、自分のこととして直ぐに反応できたわけではない。自分の稲田に出没しだして始めて、その現実を直視できだすのは人の性なのだろう。

今では 笑い話 でしかないが、最初の対策は、ラジカセを圃場そばにおいて、一晩中音を流していた。 全然効かない。
農業新聞にでていた、防虫剤を圃場周りに仕掛けておくのも試してみたが、これも全然効かない。私は試してみてはいないが、「人の髪の毛を置いておけば良いとか聞いて、散髪やさんでもらってきた」という話も聞いたが、これも駄目だったようだ。
市の補助事業に乗っかって、電気牧柵機を設置して、ようやく(一時期)停まったことはある。だから、他の農家さんに補助様式を配って回ったが、直ぐに申し込む方と反応ゼロのかたとがある。 まあ人それぞれです。

市や県に仕事熱心な方がいれば、対策はどんどん進んでいく。
が「我関せず」と無関心を決め込む方はどの世界にもいるのもだから相手にしても仕方ない。どんどんと対策を取っていき、防護から進んで駆除まで手がける必然は探究心を擽られたからかな。
様々対策を講じてみても、いまだに農作物被害は頻発するが、各地で聞くような人的被害が まだ この地で出ていないのは幸いなり。

今日は一人で、防護柵設置作業の後片付けを2時間。片付けをしてやれやれとして後の、草刈作業中に猪足跡発見だから余計にガックリと来る。
設置後の効果の確認をして、メンテナンスと再設置の検討まで。このぶんでは水稲被害の頃には、被害個所別の個別対応が必要だろうなあ。
まだまだ続く猪との10年戦争 か 20年戦争か。


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