一色達夫の日記

2002年05月16日(木) 慰霊祭・福祉施設特別委員会・合併氷見地区

毎年恒例の「西条市合同慰霊祭」が10時から西条市総合文化会館大ホールで開催されました。遠く「西南の役」での戦死者から太平洋戦争、また、殉職警察官・消防職員計1526柱を合同して慰霊するための式典です。
私にとっては市議会議員となってから毎年の参加で8回目の出席となるが、1時間あまりの式典への参加の顔ぶれは年を追って高齢化し、参加者数も年を追って少なくなっていくことが見て取れます。
昼過ぎ1時から「議会総合福祉施設建設調査特別委員会」の協議会が開催されたので傍聴に出かける。委員10名。プラス議長と副議長。傍聴議員は私も含めて5名。
今日の議題は、伊予製紙跡地に建設予定の「西条市総合福祉会館」の設計競技の結果報告および、建設案の決定についてでした。
前回の協議会で設計案5案の内から2案に絞り、そのうち市としてはC案に決定したいとの話が提示されたとの事だった。前回、設計案について委員より意見が出ていたのに対し、市としてどの様に対応したいかとの報告が今日の協議会の開催目的であった。
国による「地域総合整備債」が見直しとなり、3月末までの期限で設計委託を終えなければならなくなり、バタバタと決まった設計案。市議会議員全員はおろか、関心ある多くの市民の目の前に基本計画が提示されないままの建設に、こんな状況のもとで良い施設が出来上がるのだろうかとの不安が頭をよぎる。
委員会室に提示された設計図とパースを見ながら、西条市における情報公開の道のりの遠さに、自分の力の無さを思い知る。
新町川に沿った3階立ての建物が、周りの雰囲気にマッチした市民に親しまれる施設となることを望むのみです。
夜7時半から、市の最西部に位置する氷見地区での市町村合併地域懇談会に参加。
今日で通算8地区目。
市からの出席者は、市長・助役・収入役・教育長・消防長・各部長5名・対策室3名・企画部員数名。地域住民の参加は70名。県議1名。市議は私を含めて6名。
小松の町議も1名いたことを後から知る。
自治会長挨拶1分。市長挨拶3分。市側の出席者紹介2分。
続いて対策室長の説明22分。その後市長からの話25分。その後地域住民からの質問時間。
男性。2市2町での合併に賛成。だが、もう決まったと思っていたのが今日の話しで混乱した。3市2町についても説明してほしい
男性2名。氷見地区の小松町、周桑との古くからの文化共有を指摘し賛成の話しがある。この意見は氷見地区ならではの感覚と理解できた。
市長からまた同じ話しによる状況説明。教育長から教育環境についての説明があったが、今日は、合併に積極的に誘導することのない、少し押さえた論調であった。
女性。合併反対。あるチラシを見ながらの合併反対論を展開。だが感情が先走ってしまい追求の矛先が鈍りがちだった。ようするに反対する側も勉強不足ということなのだろうと感じた。
今日の氷見地区での懇談会は、地元要望要求会に陥ることなく文化圏ありきの発言がでるなど、地域のありようからの賛成論で、そういう見方からの意見については
好感が持てた。
最後に市長より、「最後の結論は市民が出すこと。老人会・PTA・婦人会はどうなるか。今日は、こうありたいとのプレゼンテーションをさせてもらった。」との言葉で締める。このフレーズは今日初めて聴くなあ。
9時17分終了。
西条でも、西と東では文化が違う事を改めて感じることのできた懇談会への参加となった。


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