( 2003年05月08日(木) )


今日は帰りの電車が人身事故でストップした。
実際に人身事故で帰れなくなったのは今日が初めて。
でも、なんだか不思議な感覚だった。
あたしは電車の1番後ろの車両でずっと線路を見ていた。
途中暗闇の中懐中電灯で照らされてる場所があって、
あぁあそこで事故が起きたんだろうなぁなんて呑気に考えてた。
でも、つい1時間前まで生きていた人が、
さっきここで死んだんだ、って考えるとすごく怖かった。
駅で電車の発車を待ってる時に駅の放送では、
「ただ今遺体を回収していますので・・・」って言っていた。
「遺体」とか「回収」っていうコトバがなんだかとてもリアルだった。
それに、事故に遭った電車の1番前の車両に乗ってて
もしあたしのように線路を眺めてた人が居たとしたら、
その人は亡くなった方の最後の顔を見たのかなぁとか考えてた。
以前は死ぬことばかり考えていたけれど、
今の自分は死ぬことがすごく怖い。

昨日の続きで、今日は顧問に相談してきた。
(先輩とあたしどっちがファースト吹くかを。)
そしたら、顧問は音の響きを考えた時先輩がいいって言ってた。
頭ではわかっていたけれども、直で言われると本当悲しかった。
でも、あたしはどこかで有頂天になってたのかもしれない。
最近色んな人に「上手いね」ってほめられて。
本当バカだね。
顧問は「並木がやりたければやればいい」って言ってたけれど、
でも本気でそうとは思ってないと感じた。
他人から見ると技術の差って本当にすごくあるんだね。
今日は自信が全然無くなった。
石原には「お前にソロやって欲しい」って言われて、
本当に嬉しかった。
あたしを信用してくれてありがとう。
だけど、やっぱだめだ。





過去を愛しく思えるように 明日を生きる。

>>ろぐ

実緒(ミオ) [MAIL] [HOMEPAGE]

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