( 2002年10月31日(木) ) R e p l a y


石原と一言も喋らなかった。2日目。
でも別に平気なあたしも恐ろしい。

今日放課後部活始まってから20分後まで、
純と二人で大学の資料とかが沢山ある部屋で、
色々と調べものをしてました。
あたしは行きたい大学とかまだ全然わかんなくて、
純は将来の夢とか行きたい大学とか、
全部決まっててすごいなぁと思った。

あまり部活へ行きたくなかったので、
部活行かないで純の隣で好き勝手やってたら、
担任の岡田先生が部屋に入ってきて、
「お、お前ら居たのか」って言ったのよ。
それからちょっとだけ先生と話した後、
先生がふと言った。
「そういえば、並木大丈夫か?」
何のことだろう。成績のことかしら(;´Д`)
とか思ったんで「何がですか?」ってきいたら、
「なんか最近元気がないじゃないか。
 席に座ってる時も、
 顔がすごい落ち込んでるみたいに見えたぞ。」って。
笑って、「大丈夫ッスよー。」って言ったけど。
なんだかすごく嬉しかった。
あたしは、いつも笑っているつもりだったし、
近くにいる人で誰も言ってくれなかったのに、
毎日、朝5分、帰り5分の合計10分くらいしか
教室にいない担任の先生に言ってもらえるとは、
思ってもいなかった。
心の底では「誰かに気がついて欲しい」って、
いつもそう思ってるけど、
欲しい言葉を本当にくれる人なんてあまりいない。
少しでも、本当のあたしを見てくれた先生に感謝です。
泣きたいくらい嬉しかったです。

落ち込んでる理由は、
石原のことだけじゃなくって友達関係とか、
すごい色々なことです。
純や祐子やあゆみにはいつも相談してばかりで、
時々愚痴だって言っちゃうのに聞いてくれて、
あぁ、いい友達をもったなぁって思います。

これから英単の勉強するかな。
それでは。





過去を愛しく思えるように 明日を生きる。

>>ろぐ

実緒(ミオ) [MAIL] [HOMEPAGE]

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