昨日、台風とか休校とかの話がされた時に、
前回休校だった時のことを思い出した。
学校の最寄の駅についてから、
あわててみんな連絡とりあって、
石原は「俺学校まで行っちゃったよ〜」って、
ちょっとだけメールしたのを覚えている。
明日、英単テストだって話がされた時に、
昔英単をやった時のことを思い出した。
確か、6月10日。
その前日に、初めて石原とメールをした。
英単テストが終わった後に、
石原に借りたペンと定期演奏会のビデオ、
E組まで持って来てって言われて、
ちょっとドキドキしながら持っていった。
E組に行って田中君に石原呼んでもらって、
石原はドアから出てきてあたしを見つけて、
「あー良かった」って安心しながら物受け取って、
他はお互いに「ありがとう」って言っただけで、
あたしはD組に戻って行ったんだっけ。
珍しく石原が朝練に来た時に、
あたしよりも石原が先に音楽室についてて、
あたしがついた時は石原が音楽室の鍵開けてるとこで、
準備室の鍵は開いてなかったから、
石原に「準備室開けてー」って言ったら、
「鍵どれだ?」って言いながら、準備室の鍵探してて、
「あ、あった!!」っていいながら、
鍵をあたしの頭に刺しながら、
「あれ〜開かないなぁ〜」とか言ってた。
あんなに顔接近してるのに、
ドキドキしない人なんていないよ。
もっと昔、野球応援の前だから5・6月くらいかな。
石原がまた吹奏楽部に戻ってきて、
あたしと恵と純は廊下の端で練習してて、
石原はその反対側の廊下の端で練習してた。
恵は途中で石原にティッシュ借りに行っちゃって、
ちょっとやきもちとか妬いてたなぁ。
で、モヤモヤしながら行った準備室に、
偶然石原が居て初めて1対1で話した。
あたしが取り出した中学の時のファイルの表紙にある、
サックスのカタログを見て石原が、
「サックス買うの?」って聞いて来て、
「買わないよ」って言ったら、
「それ(カタログ)セルマーだね。」って言って、
「えっそうなの?知らなかった」って言ったトコで、
話題が切れて、どうすればいいかわかんなかった。
だから、「誠人は?」って聞いたら、
「委員会だって。」って石原は言ったけど、
なんか怪しい目で見てきたので、
「別に好きとかじゃないからね!!(笑)」って言ったら、
「ふ〜〜ん。残念。」って石原は言ってた。
それから少しだけ沈黙があってから、
石原はあたしに「彼氏いる?」ってたずねてきて、
すごいドキっとしたなぁ。
勿論「いないよ」って答えた。
石原に「いる?」って聞いたら石原も「いない」って。
それからお見合い結婚の話とかしてた。
初めて石原とちゃんと喋って、
心臓がドキドキして、上手く喋れるか不安でいて、
それでいて少しだけ愛しいと思ってみた日だった。
今思うとその時のあたしはあみちゃんと一緒だ。
あの日、あのままあたしは石原に「アホ」とか、
そういうこと言わないあたしでいて、
喧嘩とかもしないでいたら、
あたしは今のあみちゃんみたいになれたのかしら?
6月6日はあたしの誕生日だった。
色々な人に「おめでとう」って言われて嬉しかった。
だけど、次の日、6月7日はもっと嬉しいことがあった。
石原からメルアド聞かれて、うちも石原に聞いた。
なんか繋がってんのかなぁなんて思ってみたりで、
すごい嬉しかった。
今年一番の誕生日プレゼントなのかなぁなんて、
思ったりしてた。
入学してすぐの部活の体験入学。
緊張して座った席の隣に男のコがいて、
テナーサックス吹いてた。同年代みたいで。
なんて上手いんだろうって思ってた。
それが、初めて石原の音色聴いた時だった。
友達の事情があって、部活早退した時に、
石原の隣に居た編美先輩に、
「ちょっと用事あるので帰ります」っつったら、
石原が「帰るの??」って、
すごい上目遣いで言ってきて、
「うん。ごめん」って言って帰った。
それが、初めて石原と話した言葉だった。
パート練習で化学室に行った時、
合奏だから音楽室に帰ろうとして、
壁と机の間通ろうとしたけど隙間が狭くて、
「うわっ通れねぇ・・・!!」って言ったら、
石原に「痩せたら通れるんじゃん?」って言われて、
「うわっむかつく」って言った。
なんだこの男は・・・。と思った。
でも冗談言われるのはむかつく反面嬉しかった。
今日は懐かしいことを色々と思い出した。
あぁ、あたしって結局昔から石原好きやったね。笑
日記でも「好きだ〜」とか言ってた気する(恥)
あれから半年くらい経って、
そろそろ諦めなきゃいけないなって思い始めた。
多分、石原は今幸せなんだろうね。
あみちゃんと一緒に居られて。
今あたしが石原をどう思っていようと、
絶対石原は知らないんだ。
振り向いてもらえるなんて絶対ありえない。
つらいけど、好きだけど、もうだめだよ。
このままずっと好きでいたら、
本当に悪い人間になっちゃいそう。
早く新しい恋でもしてさ、
綺麗に石原の思い出忘れようよ。
石原の存在は絶対忘れないけれど、
沢山思い出ひきずったままであたしは変われるの?