( 2002年09月19日(木) ) C U E

今日はシーゲート序曲を合奏した。
初めての合奏で縦の線はバラバラ。
でも、すごい懐かしくて悲しかった。
中2の頃この曲を吹いた思い出が、
沢山沢山思い出せた。
隣にいた下手な先輩、
上手い音を知らなかったあたし、
人数が少なくて他のパートの人が吹いてたところ、
先生の指揮。
なんだか泣きそうだったよ。
今日の演奏、
曲としてはすごく下手だったけど、
音としてはすごく上手かった。
トロンボーンやホルンやチューバやユーフォ
音が力強かった。
トランペットは華やかだった。
バリトンは正確なリズムを刻んでた。
先輩は、すごく上手かった。
思い出は次々と塗り替えられていく。


実はアンコンの曲決め〆切り明日まででした。
だけど、今日部活に来てるアンコンのメンバーは
あたしと石原だけだった。
(恵・須藤先輩は休み)
だから、先生の部屋で先生と3人で話し合った。

本当に大変だった。
というのか本当につらかった。

石原は当然怒ってた。
今となっては何を言われたかよく覚えてない。
でも文句を沢山言ってた。
最初石原が怒ってる時に、
「誰に怒ってんの?」ってきいたら、
「いや別に」みたいに言うから、
「あたし?」ってきいたら、
「お前じゃない」って言ってたけど、
ぶっちゃけどこまで本当のことなんだか、
最近はわかんなくなってきた。

話し合いの結果、
どっかの楽器屋にサックス奏者がいて、
今日は時間遅すぎて帰っちゃったらしいから、
明日午前中に先生がその人に聞いてくれるみたい。
それで昼休みにうちらが集まって決める。

それが決まって解散。
でもなんか中途半端な結果。
だって、そのサックス奏者さんが、
曲を何も言ってくれなかったら終わりでしょ?

石原はいつも最初に楽器片付け終わっても、
なんだかんだ喋りながらうちらが片付け終わるまで
待っててくれてる(?)のよ。
というのか昨日はそうだった。
だけど今日は「俺帰るね」っつって帰っちゃった。
やっぱ怒ってんのかなぁ。。

暗い中の駅ビルとか道路のライトとかの明かりの中、
ひとりで帰る道を歩いていたら、
後ろから「みおねぇ。」って誰かがあたしを呼んで、
振り向いたらチャリに乗ったゆきねぇが居て、
「ゆきねぇ〜〜。」って言ったら、
普通に言ったつもりなのに、
なんか声がすっごい震えちゃって、
ゆきねぇが「どうしたの?」って、
すごい普通のコト言ったんだけど、
それはあたしが一番欲しかった言葉だった。

ゆきねぇの言葉が嬉しくて、
石原が怒ってたのがムカついて、
曲決められなかった自分が嫌で、
石原よりも上手くない自分が悔しくて、
どうすればいいかわかんなくて、
なんだかぼろぼろ泣いてしまった。

ゆきねぇはあたしの話をきいてくれて、
なんかすごいくさい言葉言ってくれて、
二人でちょっとだけ笑ったりして、
それが、嬉しかった。
言葉が嬉しかったんじゃなくて、
言葉を言ってくれたことが嬉しかった。

「だから、もう泣くな」って。

頑張らなきゃいけないって思った。






過去を愛しく思えるように 明日を生きる。

>>ろぐ

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