( 2002年09月06日(金) ) 夜 景 が き れ い だ っ た


今日は自分の中で大きく変わったものがあった。

部活終わってから1時間くらいの間、
高橋先輩と恵とうちと石原で話し合った。
アンサンブルに出るべきかどうかを。
最初の方、石原は「ソロで出たい」って言ってて、
やっぱうちらが石原よりも下手だから、
石原の実力に満たないから、
だからソロで出たいんだろうなぁーって、
すっごく悲しかった。
自分自身も、練習するって決めてるけれども、
できるかどうかはわからないから、
石原に「並木はやりたいの?」って聞かれた時に、
「わかんない」って答えるしかできんかった。
高橋先輩は「コンサートに出て一度自分の実力を知って、
恥かいたなら恥かいたで頑張ればいいって分かるから
だからうちは出て欲しい」みたいなことを
言ってくれたのよ。
だけど、うちはここで、
「吹コンに出れなかった時点で、
 もう自分の実力はわかってます」って言ったんよ。
そしたら、石原は「そんなふうに言うなよ」って
言ってくれて、
高橋先輩は「吹コン編美先輩が出たのは、
『年の功』だったんだよ」とか、
「先生は一年生の実力を知る機会がなかったし、
 うちも知らせる機会を作れなかった」とか、
「今まで苦しめちゃっててごめんね」とか
色々沢山言ってくれて、本当に嬉しくって、
こらえてたけど涙がぽろぽろ出てきちゃった。
その時から高橋先輩も恵も泣いてて、
うん…なんっつーか、
本音が言えたし聞けた、みたいな。
石原は決してうちらを「上手い」とは思ってないと思う。
でも、今日石原が言ってくれたことにも泣きそうだった。
「お前らは4月の時からすっごい上手くなった」とか、
「夏休みとかも毎日遅くまで残ってて、
 すごいと思ってた」とか、
自分が少しでも上手くなってたってこともだけど、
石原がちゃんとそうやって見ててくれたことも、
すごい嬉しかった。
それで、結局、
アンサンブル出ることになりましたーーーー!!!
上手くできるかどうかわからないけれど、
うちは、頑張る!!
石原も最初はすごい乗り気じゃなさそうだったけど、
最後に「やる」って言ってくれて、
石原のためだけじゃないけれど、
石原のためにも頑張らなきゃいけないって思った。
賞は無いし、ただのコンサートだけれど、
うちは本当に一生懸命やりたい!!

今日は本当にいい日だった。
準備室にこもって話してたんだけど、
すごい暗い雰囲気の時は石原や高橋先輩が、
面白いこと言ってくれたりして時々爆笑したり、
本音言って泣いたり、
頑張ろうって思えたり。
1年G組の人達が音楽室でなんかやるらしくて、
途中5分か10分くらい音楽室や準備室の電気消されて、
真っ暗な中でも話したりとか、
沈黙が続いたりとか、
色々アクシデントはあったけれども。
今日という日があって本当に良かった。

昨日一昨日は石原にすっごいムカついてたけど、
やっぱ石原はいいやつだった。
性格悪いとこもあるけれどね。

うちは、この学校でこのパートで良かったです。

うちらが出るコンサートは、
うちの学校からは1団体しか出れないらしい。
クラリネットの人も前に出たいって言ってたし、
音大志望の人がピアノで出る予定もあったらしい。
でも、先生はこのチャンスをうちらにくれた。
先生曰く、
今年はサックスに3人(うち・恵・石原)も入って、
先生はうちらを上手いって思ってくれたらしい。
だから、度胸試しにでもやってみないかって。
少しでも期待されてたのも嬉しかった。

あぁ〜〜恵と騒ぎ+泣き疲れた。(笑)
泣いたのはかなり恥ずかしかったけどね…;;
「おぉぉおぉぉぉ〜」って泣いたんじゃなくて、(は?
我慢しても我慢しても出てきちゃうみたいな。
最初はそっぽ向いて隠してたんだけど、
隠しきれんかったわ(笑)

でもとにかく嬉しい。
コンサート出るって決まった後に、
どう喜べばいいのかわかんなくって、
「ハァ〜」って溜息ついたら、
石原が「嬉しくないの!?」みたいに言ってて、
「嬉しいよ!!」っつったんだけど、
恵があたしに言ったように、
石原の前ではどうやって喜んだらいいかわかんなかった。
でも、すごい嬉しいです。
成功させることが目標です。

うぉ〜今日はなんか興奮してっぞ(何)
明日から休日休みまくって、
来週から心機一転頑張るぞ☆





過去を愛しく思えるように 明日を生きる。

>>ろぐ

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